くらし ほくほく鬼北 家族の絆 人から人につなぐ絆リレーNo.163

■自分のやりたいことができる素晴らしい環境
北宇和高校教育寮
初卒寮生宇都宮千虎さん
北宇和高校教育寮の運営がスタートして初めて、寮生を送り出します。卒寮する宇都宮さんは、2年間教育寮で過ごしました。
宇都宮さんが北宇和高校を選んだのは、馬術部があるからだそうで、「町外から毎日通学していた1年生の頃は汽車の時間で朝練に参加できないことが多くあったが、寮での生活を始めてから、学校に対する時間が確保でき、部活動にもより集中することができた。寮生活では全てが挑戦だったが、ハウスマスターのサポートがあり、楽しい毎日が過ごせた。また、様々な価値観を持った寮生とのかかわりで、学びも多くあり、地域活動では、乗馬体験会や近永駅前マルシェへの出店など、地域の方と交流することで、より濃い時間を過ごすことができた。」と話していました。
初めて寮生を送り出すハウスマスターは、「まだ実感がなく、どこかでまた会える気がする。感慨深い。6人目のハウスマスターといっても過言ではないくらい、一緒に寮を作り上げた。」と、さみしい気持ちもありながら、感謝の気持ちがあるそうです。宇都宮さんは、「何事も俯瞰して冷静に考え、背中で寮生を引っ張っていくリーダーであり、宇都宮さんがいるから頑張れるという話をよく聞くほどのしっかり者。寮の説明会では率先して入寮生への説明や案内、進行を行いました。たくさんの人と話をする中で、価値観を知り、多方面からの考えを聞き、自身の考えを深めることで、より成長ができたのでは。」と話します。
ハウスマスターから宇都宮さんと在寮生へ。「あらためて、卒業おめでとう。一緒に過ごした日々を胸に、新たな目標を大切に、未来に向かって大きく羽ばたいてね。第二の保護者のように見守っています。」「一人ひとりの個性を大切に、いろんなことに挑戦してください。私たちはみんなを全力でサポートします。」