くらし 地元愛・鬼北の絆

今回取材を引き受けていただいたのは、好藤地区出身のガジュマルPIZZA代表滝平光来さんです。
滝平さんはお知り合いのご縁で2016年から松山市に店舗とキッチンカーを構え、ピザを中心とした鉄板焼きを始めました。名前の由来は『たくさんの幸せ』。沖縄が好きだという滝平さんは、沖縄でガジュマルの木と出会い、最初は小さいけれど強くて何十年後には大きく力強い木になると聞いて、ご自身のお店もそうなりたいという思いで、店名を決めたそうです。
また、自宅の敷地でキッチンカー営業をするために家を購入し、店舗とキッチンカーの二刀流で営業をしていました。しかし、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、店舗での営業が難しくなり、本格的にキッチンカーでの営業を始めました。コロナ前は遠くは和歌山県までキッチンカーを走らせ出展していましたが、コロナ後は四国圏内での出展となりました。現在、3台のキッチンカーが1カ月で24カ所ほどのイベントに出展しているため、毎週どこかでガジュマルPIZZAに出会うことができます。
おすすめの『マルゲリータ』は当初、店頭提供サイズの40cmで提供していましたが、1人でも食べきることができ、他店舗の出店も楽しめるよう薄生地20cmサイズに改良しました。お客様からは「おいしいからまた買いに来ました。」と大人気。イベントがスタートするとあっという間に行列になります。また、令和5年度から始まった予土線駅前マルシェinチカナガにも参加いただき、鬼北町を盛り上げてくださっています。
将来は、町とコラボをし、他市町で出展する際に鬼北町を知ってもらえるきっかけづくりをしてみたいと話します。また、キッチンカーの他に松山に店舗を構えるBar Gordonや中華料理屋一番星のオーナーとして満足できる空間と料理の提供をしていきたいと話されていました。