くらし 集落支援員福井講平がゆく

こんにちは。集落支援員として活動している福井です。
年末になり、いよいよ寒さ本番。大阪から移住して2年目の厳しい冬を迎えているところです。いつも活動している「秋葉まつりの里・未来会議」主催で、昨年11月27日に秋葉の宿で作家・玉岡かおる先生をお迎えしての講演会を行いました。非常に興味深いお話でしたので、参加できなかった方のために少しお話しさせていただきます。
今年4月に刊行された「さまよえる神剣(けん)」著者の玉岡先生から著書の内容や書かれたエピソードに関して非常にユーモアにあふれた分かりやすい講演をしていただきました。中でも興味深かったのは、本編の大きなポイントでもある壇ノ浦で安徳天皇と共に沈んだといわれている草薙剣(くさなぎのつるぎ)はどこにいったのか?なぜ沈んだはずの安徳天皇の墓が仁淀川町別枝にあるのか?その研究ともとれる非常に丹念な取材を武器に、大きな歴史の謎に挑む探求力と精神力が先生の人柄も相まって、壮大なエピソードに心が躍るあっという間の1時間でした。私が、初めて別枝・都地区を訪れたときの独特の神秘的な雰囲気も、こういった太古の歴史ロマンが背景にあったんだと思い、より一層感慨深いものに感じました。