くらし 公共交通の利用促進―久留米市・朝倉市・大刀洗町合同特集―

■次の世代へつなごう 西鉄甘木線
田園風景をガタンゴトンと走る西鉄甘木線。社会基盤として次の世代につなぐことがまちの活力につながります。沿線の市や町と合同でその魅力や活用術を伝えます。

◆利用者数が30年前比で半減
宮の陣駅から甘木駅までを30分間隔で走る西鉄甘木線。市内には7つの駅があり、100年にわたり、地域の移動を支えています。
マイカーの普及でライフスタイルが変化し、甘木線全線の乗降人員は、平成5年度のピーク時から42%も減少。三井中央高校(北野町)が来年3月に閉校するため、さらに利用者の減少が見込まれ、路線の存続が懸念されています。

◇市内各駅の一日平均乗降人員比較

◆乗って支える公共交通
車を運転できる人も、公共交通が必要なときがあったり、子どもが成長し通学や通勤で乗ったりすることも。さまざまな機会で電車に乗ることが、路線を守ることにつながります。

◆豊かな自然が沿線の魅力
地域と協働し、甘木線沿線の魅力を発信する西日本鉄道の計画課田代課長に聞きました。「沿線には、豊かな自然やのどかな街並みが広がっています。春の酒蔵巡り付き乗車券も好評で、多くのお客様に乗っていただく機会になれば」と期待を込めました。
65歳以上の人は、ICカード「スターnimoca(二モカ)」を使って10時から17時の間に改札を出ると、運賃の20%分がポイントで返還されるサービスもあります。
ちょっとした外出の機会に公共交通を利用してみると、日常の移動手段が広がり、新たな発見があるかもしれません。

■春のお出かけスポット
西鉄 田代課長:電車なら酒も安心して楽しめます

◆くらの細道きっぷ
北野駅、大城駅、大堰駅で自由に乗り降りしながら酒蔵巡りを楽しめます。きっぷ提示でお得な割引も
販売期間:4月19日(土)・20日(日)(1日のみ有効)
チケット:往復割引乗車券におちょこ8杯分つき

◎詳しくはこちら
※QRコードは本紙P.7をご覧ください。

◆平塚川添遺跡公園
弥生時代の集落が再現された公園。桜の見頃は3月下旬からです
上浦駅から徒歩15分

問い合わせ先:交通政策課
【電話】0942-30-9328
【FAX】0942-30-9714