- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県飯塚市
- 広報紙名 : 広報いいづか 令和7年6月号
筑豊炭田の栄枯を「ぼた山」と共に見届けてきた鉄道路線。かつて、石炭の積載輸送手段として市内に網の目のように配置された駅の名残もあり、市内には今も10を超える駅が存在します。その中の1つ、飯塚駅は駅舎建設から55年を経過し、間もなく駅舎の取り壊し及び新駅舎などの建設が始まります。
筑豊本線の中心駅として栄え、「商都」飯塚を誇る商店通り・中心街からも近く上山田線のハブ駅としての機能も有していた同駅。現在の駅舎が完成した時代には毎日7千人が利用し、国鉄時代には大阪までの寝台特急列車も飯塚駅を発着していました。
市民の皆さんの中には、学生時代の通学手段として、遠出する際の待ち合わせ場所として、鉄道を利用せずとも、長く変わらないその風景に不思議と見守られた気分で、飯塚駅との日々を過ごしていたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
近年の都市開発・大規模商業施設の進出により、ファミリー世代の定住場所として選ばれ、新しいまちに生まれ変わりつつある飯塚駅周辺地域。令和8年度中の駅舎完成をぜひお楽しみに。
※現在の駅舎が利用できるのは8月1日(金)までを予定しています。解体前に駅舎や人道こ線橋を見に来ませんか。
新しく建設される飯塚駅舎は令和7年7月に東口駅舎が完成し、西口駅舎も令和8年度中に完成する予定です。
新駅舎はバリアフリーに対応した駅舎となり、西口と東口に駅舎、駅前広場、ロータリー及び駐輪場が整備され、線路を跨ぎ東西駅前広場を結ぶエレベーターが備えられた自由通路が整備されます。
期間中は工事による騒音・交通規制など近隣・JR利用者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
※55年前の市報には現在の飯塚駅建設の記事がありました。(当時の大阪万博の開催案内の記事も!)右記二次元コードからは電子版もご覧いただけます。
※二次元コードは本紙参照
※詳しくは本紙をご覧ください。