- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県行橋市
- 広報紙名 : 広報ゆくはし 令和7年7月号
夏場に注意が必要なのが熱中症です。患者の多くは高齢者であり、特に警戒が求められます。熱中症は屋外や日中だけでなく、室内や夜間にも多く発生しています。熱中症への正しい知識と対策を身につけ、夏を元気に乗り切りましょう。
◇高齢者の熱中症搬送が急増
令和6年の熱中症による搬送件数は、前年より26件増の73件となりました。年齢別では、65歳以上の高齢者が全体の約6割を占め、その多くは75歳以上の後期高齢者です。
◇暑さを感じにくく重症化しやすい
高齢者は暑さや喉の渇きを感じにくく、体温調節機能の低下や持病の影響から重症化しやすい傾向があります。
◇早めの受診が重症化を防ぐ
「ただのだるさ」と見過ごされがちな熱中症ですが、高齢者の場合は短時間で急激に悪化することもあります。少しでも異変を感じたら、早めの医療機関受診を心がけましょう。
市内の熱中症搬送件数(年代別)
◆大事な熱中症予防
熱中症予防には、水分補給と暑さを避けることが基本です。リスクの高い方には、周囲の方が積極的に声をかけ、注意を促すことが大切です。
◆熱中症予防に役立つ 暑さ指数と熱中症警戒アラート
暑さ指数(WBGT)が33以上と予測されると、熱中症の危険が高まるため「熱中症警戒アラート」が発表されます。さらに、すべての観測地点で35以上となる場合は、特に危険な暑さとして「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。日々の指数を確認し、無理のない行動を心がけましょう。
・熱中症予防情報サイト(本紙2次元コード参照)
情報をタイムリーに入手し、万全の準備を整えておきましょう。
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