- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県行橋市
- 広報紙名 : 広報ゆくはし 令和7年9月号
小宮俊秀さん ―TOSHIHIDE KOMIYA―
1937年生まれ。山口県立医科大(現:山口大学医学部)卒業。小倉記念病院の泌尿器科部長などを経て、1978年に行橋クリニックを開業。その後、京都医師会長や行橋市社会福祉協議会会長などを歴任。現在は医療法人の理事長として、行橋ライオンズクラブに所属し、地域社会への奉仕活動に精力的に取組んでいる。
◆いきいき健康で元気の秘訣は?
次の5つを心がけています。(1)しっかり食べる(2)社会活動(外に出る)(3)よく寝る(1日の疲れを取る)(4)ストレスを溜めない(5)運動する
食事は朝昼晩まんべんなくとってもらいたいですが、特に朝ごはんは絶対に食べてもらいたいです。自身が心がけているのは、品目を多く、そして特に納豆やヨーグルトなど発酵食品は欠かせません。脳と腸は互いに情報を伝達し合い、双方向で作用しあう「脳腸相関」の関係にあると言われています。腸内細菌をしっかり育てていくことが、身体だけでなく、脳の健康へも繋がります。
また、家の中でじっとしていることは、タバコと同じくらい害があると言われています。介護予防教室でも説明がありましたが、「1日1回は外に出る」「1週間に1回は友だちを訪ねる」「1か月に1回は会合に出向く」を心がけていただきたいです。人と接する、話をすることは脳の活性化にも効果的です。
◆100キロウォークやボランティアなどが与える影響は?
何歳になっても「目標を持つ」ことで元気になれます。活力が生まれます。今年も100キロウォークで11回目の完歩をめざしています。目標を持ち、何かに挑戦し続けることは、心身の健康にとって非常に重要であると実感しています。
また、ボランティアでは、若い方たちとのふれ合いがあります。年を取るとつい同じ仲間や組織で集まりがちですが、新しい輪に入り会話をすることで、色々なことを教わり、得られるものが多いと感じています。
◆おすすめの健康法は?
手ばかり栄養法(手を使って食材を計り、食べる量を調整してバランスよく食事をとる方法)、スロージョギング(エネルギー消費量がウォーキングの約2倍)と筋トレです。