- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県大野城市
- 広報紙名 : 広報「大野城」 令和7年3月15日号
2011年3月11日、東日本大震災。かけがえのない多くの命が失われたあの日から今年で14年。今なおその爪痕は深く、復興は未だ道半ばです。その後も熊本地震や能登半島地震など、近年のわが国では大地震が相次いでいます。
福岡県でも警固断層を震源とした大地震が起こる可能性が高く、断層が市域を通過する大野城市は大きな被害を受けることが予想されています。
もし今、地震が起こったら…いざというときに落ち着いて行動できるよう備えましょう。
■地震発生時の心構え/行動のポイント
◆地震発生
◇最初の大きな揺れは1分間
・まず、身を守る
机の下に入る
クッションや雑誌などで頭を保護する
家具やガラス面から離れる
◆発生1~2分
◇揺れが収まったらまず火の始末
・脱出口を確保する
・火元を確認する
・家族の安全を確保する
・靴をはく
◆発生3分
◇隣近所の安全確認 火災の発生を防ぐ
・隣近所に声をかける
・近所に火が出ていたら初期消火
・余震に注意
・非常持出品を用意する
◆発生5分
◇ラジオなどで正しい情報を入手
・正しい情報をつかむ
・電話はなるべく使わない
・家屋倒壊などの危険があれば避難
◆発生10分→発生数時間→発生3日くらい
◇協力して消火救出・救護活動
・助け合いの心が大切
・水・食料は蓄えているもので
・壊れた家には入らない
・災害情報・被害情報の収集
■ハザードマップと総合防災マップを確認しよう
ハザードマップは大野城市内の危険な場所や、避難所などを掲載しているマップです。
また、総合防災マップには、日頃から家庭でできる災害対策や、災害発生時の行動など、役に立つ情報をたくさん掲載しています。
マップを使って自分が住む地域の危険や災害時の避難場所を確認し、食料品の備蓄や家具の転倒防止などの対策をとって、地震から自分の命を守りましょう。
■家族で防災会議をしよう
災害時に家族が慌てず行動できるよう、日頃から次のことを話し合って決めておきましょう。
・家族間の連絡方法
・避難する場所とルート、家族の集合場所
・持ち出し袋や備蓄品の場所
・脱出口の確保や、火の点検などの家族の役割分担
■阪神・淡路大震災から30年
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から今年で30年になります。この震災をきっかけに、家具転倒防止の重要性や通電火災のリスクが知られるようになりました。
この機会に、過去の災害を振り返り、これから来る災害に備えて、各家庭での備えをよろしくお願いします。
問い合わせ先:危機管理課消防・防災担当
【電話】580-1899