くらし 【特集】20のあなたへ。ただいま、太宰府

令和の都だざいふ応援大使
福田(ふくだ)愛依(めい)さん
太宰府市出身・俳優

3歳から太宰府で育ち、18歳で上京した福田愛依さん。再び、ふるさとの太宰府に帰って来ました。これから、東京と福岡の両方を拠点にした新たな人生のページが始まります。

◆福岡と東京、2拠点の生活を決めた理由
今やっている芸能のお仕事を長く続けたい気持ちが一番大きいです。続けるために、最終的には福岡に帰ってきたい思いがあります。もう少し先の30歳になるくらいのタイミングで帰ろうかと自分の人生の計画にはありましたが、それだと遅いなと思いました。24歳になった今、自分の今後を考える時間が増えたんです。その時に、福岡に帰って一人でも多くの方に認知してもらって、自分にできることがあればいいなと感じました。

◆上京してから気持ちの変化は
やっぱり東京は刺激的なまちなので、太宰府で経験できなかったことがありました。例えば、周りには一流の方がいるプロの世界がたくさんあって、どんな職業の方に会ってもリスペクトの感情を抱きました。新しい情報が次々に入ってきて、色んなお話を聞けたのは自分の成長にとっても良かったと感じます。
離れてわかる太宰府の良さもありました。高層ビルがなく空が広く感じます。わたしにとって豊かな自然は心の栄養です。そんな景色を見ながら、車を運転しても散歩をしても気持ちが良くて、最高です。学校が多くてまちに家族の姿があるのも温かいです。福岡市とちがう太宰府市ならではのゆっくりとした空気感がわたしは好きです。

◆20のみなさんへ
今20歳のみなさんは、高校時代にコロナ禍で色んな行事が中止になった世代だと思います。今回の二十歳のつどいのようにイベントが再開して集まれるようになったのは、本当に良かったと思います。わたしは当時、コロナ禍もあり東京から戻って成人式に参加することができなかったので、みなさんが羨ましいです。
これから就職や転職で、住む場所を選択をする未来があると思います。そのときは、どんな選択もすてきだと覚えておいてください。
地元に就職することは、すばらしい地元愛のかたちです。太宰府は今、若い人の力を必要としています。
一昨年、令和の都だざいふ応援大使として太宰府市民政庁まつりに出演しました。今後も地元のイベントや地域のコミュニティに遊びに行きたいです。楠田市長と力を合わせて、もっと太宰府を盛り上げられるように力を尽くしたいと思っています。
ほかのまちに住む選択も新たな挑戦です。親元を離れて一人になったときに、自分がどんな挑戦をするかワクワクすると思います。どこに住んでも色んな人に出会えます。出会った人を大切にしていれば人生が豊かになるはずです。みなさんの選択を応援しています。

◆今後の目標は
福岡と東京の2拠点で活動するという大きな決断をしました。まずは福岡で一人でも多くの方に知っていただき、出演する番組や地域の活動をとおして、福岡を盛り上げるチームの一員(仲間)になりたいです。
東京でも挑戦を続けたいので、戦う気持ちは忘れずに持っていきます。オーディションも受けているので、良い結果が得られるように活動を続けていきたいです。

《プロフィール》
2000年11月8日生まれ。「女子高生ミスコン2017-2018」で応募総数30万人の中からグランプリに選ばれ芸能界デビュー。FBS『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』やNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、EX「私たちが恋する理由」など数多くの作品に出演。またNTV『ZIP!』のキテルネ!リポーターやFBS『バリはやッ!』のリポーター、KBC『ぎゅっと』の木金レギュラーを務める。TikTokのフォロワー数は31万人。地元・福岡県太宰府市の「令和の都だざいふ応援大使」に就任中。