- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県太宰府市
- 広報紙名 : 広報だざいふ 令和7年4月1日号
4つ目の「現代危機への対応パッケージ」には約1億円を計上しております。特に子どもたちが犠牲となる道路交通混雑や飲酒運転による交通事故が増加しており、市民の尊い命を守ることが大切です。また、宅地開発等による里山の減少で頻発する鳥獣被害への対応も重要です。
具体的にはまず、「通学路交通安全対策の推進」についてです。
防護柵設置のハード対策や交通規制・交通教育のソフト対策などを行い、登下校時における児童生徒の安全の確保にさらに強力に取り組んで参ります。
次に「自転車用ヘルメット着用の啓発推進」についてです。
令和5年より着用が努力義務化された自転車用ヘルメットについて、特に子どもたちの命を守るため着用の重要性周知に取り組んで参ります。
その他にも、飲酒運転撲滅運動の推進、鳥獣被害防止対策の推進などの予算も活用して参ります。
■子どもまんなかの施策展開
次は2項目め2つ目の柱であります「子どもまんなかの施策展開」についてです。
子どもを令和の都だざいふの宝としてまんなかに位置付け、絶対的にその命を守り、すくすくのびのびと成長できるよう、更なる居場所や出番づくりなど子ども施策を推進していきます。また、このことにより出生数や子育て世代の増加を促し、本市の自立持続可能性をさらに高めていくことを目指し、約40億円を計上しております。
その中でもまず「子どもまんなかパッケージ」を設定し、約33億円を計上しております。令和の都だざいふの宝である子どもたちが地域や学校などで安心して健やかに過ごすことができるよう支援していきます。
その中核は、やはり日本一の猛暑のまちパッケージでも掲げた「小中学校屋内運動場空調設備整備事業」です。出来る限り暑くなる夏前に設置できるよう急いで参ります。
次に「全世代交流フリースペースの活用推進」についてです。
いきいき情報センター1階の全世代交流フリースペースは、多くの学生に自習スペースとして利用されるなど賑わいをみせています。令和7年度は自習スペースの拡張を行うとともに、eスポーツ体験会の開催など全世代の交流ができる場所としてフリースペースの有効活用を図って参ります。
次に「公園遊具等の設置・整備」についてです。
ブランコをはじめ公園遊具等の設置・整備についてニーズが高まるなか、さらに積極的に実施するとともに、子どもたちや自治会などのニーズを把握するための調査を行って参ります。
次に「子ども医療費助成の拡充」についてです。
子育てにかかる経済的負担軽減策として、子ども医療費の助成をあらゆる世代で充実させるとともに、令和6年度に開始した高校生世代までの医療費の助成に加え、新たに中学生の通院への助成を拡充し、子どもの保健の向上と福祉の増進を図って参ります。
次に「学業院中学校施設整備事業」についてです。
学業院中学校の管理棟、教室棟、屋内運動場については、施設の老朽化や教室不足等に対応するため改築や長寿命化等の施設整備を実施し、教育環境の向上を図って参ります。その際、歳出入一体改革の視点を持って、民間プール等を活用した水泳授業委託によって使用しなくなる屋外プールを解体しスペースを有効活用して参ります。
次に「学校施設バリアフリー化等施設整備事業」についてです。
全ての児童生徒が安心安全な学校生活を送ることができるよう、太宰府東中学校にエレベーターの設置を進め学習環境の整備を行って参ります。
次に「学童保育所増設事業」についてです。
太宰府小学校の教室不足等に対応するため、歳出入一体改革の視点を持って民間プール等を活用した水泳授業委託によって使用しなくなった屋外プールを解体し、学校用地の有効活用を図りながら、学童保育所を整備します。
次に「学童保育所多子利用世帯助成事業」についてです。
きょうだいが同時に学童保育所に入所している世帯の経済的負担の軽減を図るため、第2子以降の利用料の助成を開始し、保護者の仕事と子育ての両立の支援を拡充するとともに、少子化対策を推進して参ります。
次に「放課後子ども教室の拡充」についてです。
令和7年度も実施校を拡充するとともに、さらに新しい公共の視点を持って地域活動サポーターの積極的な地域活動への参画を促して参ります。
その他にも、太宰府西小学校管理教室棟長寿命化改良事業、太宰府小学校長寿命化改良事業、太宰府東小学校教室棟増築事業、待機児童ゼロへの取組推進、届出保育施設運営支援、教育DX推進事業、子どもの権利条例の策定、ひとり親家庭への支援などの予算も活用して参ります。