子育て 八朔(はっさく)の節句
- 1/34
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県芦屋町
- 広報紙名 : 広報あしや 令和7年10月号
■今年は3人の赤ちゃんが祝福されました
芦屋町には約300年以上も続く伝統行事「八朔の節句」があります。これは、旧暦の8月朔日(ついたち)に行われる節句で、現在芦屋町では、9月1日に行っています。
生まれて初めて9月1日を迎える男の子の家では数多くのわら馬を、女の子の家では団子雛(だごびーな)を作って、座敷や表の間に飾り、こどもの健やかな成長を願い、祝う行事として受け継がれています。
わら馬には紙で作った武者人形や有名な武将の名前を書いた旗を乗せています。団子雛は米の粉を蒸した団子を彩色して雛人形などにしたものです(近年は米粘土で製作しているところもあります)。わら馬や団子雛は、一夜明けた9月2日早朝、近所のこどもに配ります。
また、昭和30年代ごろまでは、木製や張り子の飾り馬を箱車に乗せ、町内を曳(ひ)いて回る「ひき馬」という行事も行われていました。
芦屋の八朔行事は、国選択無形民俗文化財であり、八朔のわら馬は福岡県を代表する民芸品でもあります。
問合せ:芦屋歴史の里
【電話】222-2555
