文化 シリーズ 地域の文地域の文化財(おたから)紹介

町内あちこちに点在する鎮守(ちんじゅ)の杜(もり)。どの神社も地域の皆さんが日々お世話をしたりお祭りを行ったりして、今日まで大切に守られています。今回は大溝東部の神社を紹介します。

(1)三島神社(大角)
住所:大角221
神様:
・事代主命(ことしろぬしのみこと)
・春日大神
・住吉大神

事代主命は、出雲神話に登場する大国主命(おおくにぬしのみこと)の息子で、神の言葉を伝える宣託(せんたく)の神です。
また恵比寿(えびす)様と同一視され、商売繁盛の神様としても知られています。
天明5年(1785年)銘の鳥居と、天保7年(1836年)銘の狛犬(こまいぬ)は、どちらも町内最古です。
明治時代の教育者として顕彰碑が神社横に残る井上千尋(いのうえちひろ)は、この神社の神官でした。

(2)豊前坊(ぶぜんぼう)神社(牟田)
住所:大角1247
神様:豊前坊大明神(だいみょうじん)

牟田地区の一画5×4mの敷地内に、扉付の石祠(いしぼこら)が2つ並んでいます。向かって右の祠には、動物にまたがる豊前坊大明神の御神体が、左の祠には恵比寿様の御神体が祀(まつ)られています。
昔、この地域で病気が流行ったときに、豊前国の英彦山(ひこさん)から神様を呼んだことが神社の起源と伝えられています。「豊前坊」とは英彦山にある高住(たかすみ)神社の旧称で、農耕や牛馬の神として昔から信仰を集めています。

(3)高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)神社(笹渕)
住所:笹渕489-1
神様:
・武内宿禰(たけのうちのすくね)
・住吉大神
・誉田別命(ほんだわけのみこと)(応神天皇)

嘉禎2年(1236年)に領主の江上種冬(えがみたねふゆ)が建立したと伝えられます。
「高良玉垂命」は、神様の名前です。古事記や日本書紀に登場しない謎の神様ですが、町内4つの高良玉垂命神社の神様は全て、五代の天皇に仕えたという伝説上の忠臣、武内宿禰とされています。武内宿禰説以外にも、物部氏祖神(もののべしそしん)説、朝鮮渡来神説など、さまざまな解釈があります。
天明9年(1789年)銘の鳥居は町指定有形文化財です。

(4)大雷(おおいかずち)神社(福間)
住所:福土594
神様:
・雷神
・玉依姫命(たまよりひめのみこと)

津根田又左衛門(つねだまたざえもん)が永正2年(1505年)に建立したと伝えられます。
創建当時は八龍(はちりゅう)神社と呼ばれ、水の神様である八龍大明神(だいみょうじん)を祀(まつ)っていて、山ノ井川に架かる八竜脇(はちりゅうわき)橋付近(神社の現在地より400m北)にありましたが、大正3年に現在地に移転します。
昭和の大改修以前の山ノ井川はたびたび氾濫を起こす暴れ川だったため、水の神の神社が川沿いにできたのだろうと考えられます。
「八龍神社」から「大雷神社」に変わった時期は不明ですが、今は雷神を祀る神社となり、雷避けのご利益があるとされます。

※詳しくは本紙をご覧ください。

問合せ:地域づくり課
【電話】0944-32-1047