くらし 【特集】共に生きる家族として~いのちを飼うということ~(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県広川町
- 広報紙名 : 広報ひろかわ (令和7年4月1日号)
■ワンヘルスってなに?
ワンヘルスとは「人の健康・動物の健康・環境の健全性を一つの健康と捉え、一体的に守っていこう」という考え方です。私たちが健康に暮らしていくためには、地球に暮らす動物、そして地球自身も健康である必要があります。
このワンヘルスの考え方を実践していく上で、6つの基本方針を定めています。
(1)人獣共通感染症対策
(2)薬剤耐性菌対策
(3)環境保護
(4)人と動物の共生社会づくり
(5)健康づくり
(6)環境と人と動物のより良い関係づくり
広川町もワンヘルスの推進を宣言しており、実践活動に対して必要な支援などを行っています。
今回の特集では、基本方針のうち(1)(4)(5)(6)に深く関係する「捨て犬・捨て猫問題」「殺処分問題」に着目し、実際に保護犬・猫活動をしている人に活動内容や現状の課題などのお話を伺いました。
■犬・猫を家族に迎えたら……
○登録(義務)
所有者を明らかにするため、犬を飼う場合は最初に登録が必要です。飼い始めた日から30日以内に、住所を置いている市町村役場に登録申請する必要があります。生後90日以内の犬を取得した場合は、90日を過ぎた日から30日以内に登録申請してください。
○予防接種(義務・推奨)
狂犬病予防接種は「義務」、猫の予防接種は「推奨」されています。犬の場合は人間も感染する可能性があるため義務とされており、猫の場合は人間には感染しませんが、ペットの健康寿命を長く保つために定期的な予防接種が推奨されています。
○不妊・去勢手術(推奨)
犬・猫共に多くのメリットがあるため推奨されています。予定していない妊娠の回避や発情期のストレス軽減、乳腺腫瘍の発生率低下、子宮卵巣の病気がなくなるなど。オスの場合はマーキング行動の減少につながります。
○そのほか飼い主の責務
・最後まで責任を持って飼う
・飼えなくなった場合の受け皿を考えておく
・ペットの安全や健康を守る
・人に危害を加えないようしつけする
・動物による感染症の知識を持つ
・散歩中のフンは必ず持ち帰る
■登録と注射は飼い主の義務です!
生後91日以上の飼い犬には、生涯に1回の登録・鑑札の装着と、毎年の狂犬病注射・注射済票の装着が法律で義務付けられています。広川町では日程表のとおり集団注射を行います。新規登録も同時に受け付けますので、都合の良い会場で忘れずに受けてください。
飼い主さんよろしくたのんだよ!
■あすなろ猫事業~飼い主のいない猫の不妊・去勢手術支援~
令和4年度に福岡県で殺処分された猫547頭のうち、316頭は生まれて間もない子猫です。
福岡県獣医師会では、殺処分される不幸な猫を減らし、飼い主のいない猫と共生を目指す地域活動を支援するため、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術支援を行っています。
支援内容:メス1頭につき11,000円(税込)、オス1頭につき5,500円(税込)の申込者自己負担で、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術を行います。
申込方法:右のQRコードからホームページを開き、必要事項を記入のうえお申し込みください。
※QRコードは本紙参照。
応募期間(抽選):[一次]4/15(火)~5/15(木)[二次]9/1(月)~10/1(水)
問合せ:環境課生活環境係
【電話】0943-32-1138