健康 《特集》健診のススメ(2)

■がん検診
がん検診は、身体にがんがあるかどうかを調べる検査です。がんから身を守るために、検診を早く受けて早期発見・早期治療につなげましょう。
いざ受診しようと思っても、わからないことが多いですよね。ここでは、がん検診についての疑問にQandA方式で答えます。また、がんのリスクを減らす6つの生活習慣を紹介します。

◆がん検診についての疑問はこれで解決!
Q:症状がなかったら受けなくてもいいですか。
A:がんは、早期のうちは、ほとんど自覚症状がありません。がん検診の対象は『症状がない人』です。早期に発見し適切な治療につなげれば、がんで亡くなるリスクを減らすことができます。

Q:症状があったらどうすればいいでしすか。
A:明らかな症状がある場合は、適切な治療が必要です。症状があるときは、がん検診ではなく、医療機関を受診しましょう。

Q:『要精密検査』という結果が送られてきました。精密検査は受けなければいけませんか。
A:「がんの疑いも含め何らかの異常(病気)がありそう」と判断されたということです。詳しく検査し、本当に異常があるか調べる必要があります。精密検査を受けないと、がん検診で見つけられたはずの異常を放置してしまうことになります。

◆がんのリスクを減らす6つの生活習慣はこれだ!
1.禁煙
肺がん・胃がん・大腸がん、その他のがんのリスクを減らします。
たばこを吸う人は吸わない人に比べて、がんになるリスクが約1.5倍高くなっています。

2.節酒
1日アルコール摂取量20g(ビール500ml、日本酒1合)が目安です。
※体質的にお酒が弱い人、女性、高齢者は10g程度が目安です。

3.身体を動かす
18~64歳:(1)1日に60分以上歩く、(2)1週間に60分以上息が弾む程度の身体活動
65歳以上:毎日40分程度の身体活動

4.適正体重を維持する
BMI(肥満指数)が21~25になるように体重管理をしましょう
※BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

5.バランスよく食べる
(1)野菜は1日350g(両手3つ分)
(2)1日の食塩摂取量
男性:7.5g未満、女性:6.5g未満

6.感染症検査を受ける
B型・C型肝炎ウイルス⇒肝臓がん
ヘリコバクターピロリ菌⇒胃がん
ヒトパピローマウイルス⇒子宮頸がん

■あなたに合う健診
市は、4種類の健診の受け方を用意しています。
あなたに合った受け方を見つけて、今年はぜひ健診を受けましょう。
「いざ、健診へ!あなたにピッタリの健診が見つかります」

◆近くで特定健診とがん検診を受けたいときは?
集団健診がオススメです。
市民センターで、特定健診とがん検診を同時に受けることができます。日曜日に実施している場合もあります。

◆かかりつけの病院で検査を受けているときは?
個別健診がオススメです。
特定健診は通院治療中の人も対象です。まずは、かかりつけ医に相談してみましょう。

◆集団健診の日程が合わないときは?
毎日健診がオススメです。
佐賀市にある佐賀健康づくり財団佐賀県健診・検査センターでは、平日に特定健診とがん検診を受けることができます。

◆パート先で健康診断を受けている人は?
情報提供がオススメです。
パートなどの勤務先で健康診断を受ける人は、健診結果のコピーなど必要な書類を提出すれば特定健診を受診したことになります。ぜひ協力してください。

▽集団健診
会場:市民センター
予約受付期間中に、電話かインターネットで予約してください。各日定員制です。
予約開始日:5月1日(木)
予約先:市民センター
(【電話】23-2110)
受付時間:
午前8時45分〜午後5時

▽個別健診
会場:実施医療機関
実施医療機関一覧を確認し、予約が必要な場合は直接医療機関に予約してください。

▽毎日健診
会場:佐賀県健診・検査センター
希望する健診が実施される日かどうかを確認して、電話で予約してください。
予約先:【電話】0952-37-3314
受付時間:
午前8時30分〜午後5時
(月〜金曜日のみ)

▽情報提供
通院治療中の人で年度内に血液検査をしている人や、勤務先などで健康診断を受けた人は『情報提供書』を提出することで特定健診を受診したとみなすことができます。かかりつけ医または健康づくり課に相談してください。

※健診についての詳しい内容は、4月に郵送する健診書類で確認してください。手元に届かない場合は、健康づくり課に連絡してください。

問合先:健康づくり課健康推進係
【電話】22-3916