くらし 令和6年度に使ったお金(一般会計)は 206億8,365万円です(2)

■一般会計歳出
歳出決算額は前年度比で4.7%増加しました。総務費(新庁舎整備関連事業)、教育費(学校施設バリアフリー化・長寿命化、国スポ・全障スポ)、災害復旧費(令和3年8月豪雨災害復旧)などが増加した主な要因となっています。一方、衛生費(新型コロナウイルスワクチン接種対策負担金事業)、農林水産業費(強い農業づくり総合支援事業)、商工費(新型コロナウイルス感染症緊急対策事業)、土木費(市道舗装長寿命化事業、市道本通り線舗装補修事業)は減少しました。

■財政主要指標
・財政力指数は、市町村の財政力を示す指数で、1に近いほど財源に余裕があるとされています。
・経常収支比率は財政構造の弾力性(余裕)を判断するための指標として用いられ、80%を超えると弾力性を失いつつあるとされています。
・実質公債費比率は、資金繰りの危険度を示した指数で、市の財政規模に対する「一般会計、特別会計、一部事務組合の公債費(借金の返済額)に対して、一般会計から支出した額」の割合です。値が低いほど借金返済の負担が少ないことになります。
・将来負担比率は、将来の財政を圧迫する可能性が高いかどうかを示した指数で、市の財政規模に対する「一般会計の借入金や、将来支払う可能性がある市の負担額などの現時点での残高」の割合です。値が低いほど将来の負担が少ないことになります。

◎財政主要指標

■市債等の残高
一般会計は、令和6年度の新規借入額は新庁舎建設に伴い合併特例債を全額発行したことで昨年度より大幅に増加し、また、市債残高も大きく増加しました。一方、元金償還額は減少しました。特別会計では、駅周辺土地区画整理事業が完了したことにより減少しました。企業会計においては、確実に償還を進めたことにより市債残高は減少しましたが、全会計でみると一般会計の影響が大きく、増加となりました。
今後も行財政改革を推進し、より一層の効率的な財政運営に努めます。

◎市債等の残高

※市債の種類によっては、償還額の一部に対して交付税措置があります。令和6年度決算では一般会計、特別会計、企業会計の元利償還額の合計は17億6,522万円でしたが、そのうち10億1,957万円は普通交付税により措置されています。