- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県有田町
- 広報紙名 : 広報有田 2025年3月号
■未然に防ごう消費者トラブル
高齢者を狙った消費者トラブルは増加傾向にあります。有田町においては、50代から相談件数が急激に増え、70歳以上が全体の約4割を占めている状況です。警戒しているつもりでも、言葉巧みに騙されてしまうケースも少なくないので、消費者トラブルを未然に防ぐためにも、その特徴を知っておきましょう。
▼訪問販売(点検商法)
無料点検を口実に家庭を訪問し、状態が悪い、このままでは大変な事になるなどと消費者の不安をあおり、不要な工事や高額な製品交換の契約をさせます。一度契約をしてしまうと、業者から目をつけられて、次々に新たな契約をさせられる危険性があります。(屋根工事、外装塗装、シロアリ駆除、給湯器、浄水器など)
▽対策
不要な場合はきっぱり断る。工事が必要と言われても、すぐに契約せず、複数の業者から見積もりを取り比較する。見知らぬ人を家に入れない。「保険が使える」と言われても、まずは保険会社へ確認する。
▼定期購入トラブル
SNSやネット上には、あやしい広告があります。「たったの○○円」「縛りなし」「1回限り」と書いてあったので、定期購入トラブル1回だけ届くつもりで注文したら定期購入だった、2回目の商品が届いて高額請求を受けたというトラブルがあります。解約しようとしたら販売店から「解約の条件がある」「返品不可」などと言われたり、電話が繋がらず困ることもあります。(化粧品、健康食品、サプリメント、ダイエット食品など)
▽対策
消費者に不利になることを分かりにくく表示しているものも多いため、注文する前に隅々までチェックをして、解約や返品条件を確認しておく。ネット上で契約する場合は、最終確認画面をスクリーンショットやプリントアウトして保存しておく。
▼催眠商法
閉め切った会場などに人を集めて、日用品などを無料で配り、巧みな話術で冷静な判断を失わせ、高額な商品を販売されることがあります。(健康器具、健康食品、高級布団など)
▽対策
「無料」「プレゼント」などの言葉に誘われて、安易に会場に行かない。
購入する前に家族など周りの人に相談をする。すぐ決断しない。
■なるべく早く相談を!相談先はこちら
トラブルに巻き込まれているかも?と思ったらできるだけ早く相談しましょう。
相談は無料です。
・町地域包括支援センター【電話】43・2196
・町消費生活相談(火・木曜日9時30分~16時)【電話】46・2114
・消費者ホットライン(全国共通)【電話】188
地域包括支援センターは高齢者の総合相談窓口です。お気軽にご相談ください。
健康福祉課内地域包括支援センター(福祉保健センター)
【電話】43・2196