くらし [特集2]長崎南北幹線道路とスポーツ施設の再配置

■長崎市では
陸上競技場の400mトラックは
長崎スタジアムシティ隣(中部下水処理場跡)へ
総合プールは陸上競技場の跡へ
移転することが適当と判断しています。この移転は市民の皆さんの「暮らし」と「命」を守る長崎南北幹線道路の整備に必要です。

◆長崎南北幹線道路の3つの効果
[?]長崎南北幹線道路って
出島道路~時津の約15kmを結ぶ高規格道路。西彼杵道路(時津~佐世保)と繋がることで、長崎市から佐世保市まで、現在、約76分が約54分へ短縮(左図参照)。インターチェンジが松山町と滑石にできる予定です。
※詳しくは本紙をご覧ください。

1.ダブルネットワークで災害などの時も安心
九州横断自動車道や国道206号の代替ルートが確保され、災害や事故、異常気象時の救助・救援活動に効果が期待されます。

2.渋滞が減って移動がスムーズに
国道206号の渋滞が緩和し、移動時間が短縮されます。例えば、隣接する西彼杵道路(時津工区)では、わずか3.4kmの完成によって、所要時間が約20分短縮されました。
※子々川交差点から井手園交差点までの所要時間

3.もしもの時でも、早い処置が受けられる
長崎南北幹線道路が整備され、緊急搬送時間が短縮すれば、救急救命率が向上します。

◆よくある質問
Q プールを長崎スタジアムシティ隣に移設すれば陸上競技場は今のまま残せるのでは?
長崎スタジアムシティ隣(中部下水処理場跡)は埋立地で地盤が弱い上、地下に構造物が埋まっているため地盤対策だけで20億円以上になるなど、プール整備にかかる財政負担が大きくなります。総合的に多くの市民にとって有益となる観点から、プールを陸上競技場に移転することが適当だと判断しています。

Q 工事はいつから始まる?
長崎南北幹線道路は現在、道路工事に向けた設計などが進められており、工事の着手時期は未定です。スポーツ施設は、中部下水処理場跡が使えるようになる令和10年度から順次実施していく予定です。

Q 松山町にプールを建てるのは平和公園のコンセプトに反するのでは?
陸上競技場やプールがある場所は平和公園の一部です。戦後、平和公園を整備して以来、西地区は一貫してスポーツゾーンとして整備を行ってきました。過去には体育館や競輪場があった時代もあります。スポーツゾーンとしてのコンセプトに沿った整備は今後も変わりません。

◆陸上競技場の今後の活用
ウオーキングでの利用が多い外周路と軽い運動ができる広場は現在地に残し、今と同じように引き続き利用できます。また、主に中高・大学生が部活の練習をする400mトラックは、長崎スタジアムシティ隣(中部下水処理場跡)へ移転します。

◆スポーツ施設の再配置
※施設の規模や配置は今後関係団体との協議により変更の可能性があります
※詳しくは本紙をご覧ください。

▽400mトラック
主に中高・大学生が部活の練習で利用しているトラックは長崎スタジアムシティ隣(中部下水処理場跡)へ。電停やバス停にも近く便利な場所です。
・現在あるソフトボール場は別地に移転し、道路整備で影響を受ける弓道場と庭球場を再整備。

▽広場
現在、陸上競技場でイベントなどの時に利用されているトラック内側の緑地広場に代わる場所です。梁川公園とほぼ同じ広さ(約8,000平方メートル)になります。

▽総合プール
道路整備のためプールを移転。移転による休場期間が発生しないように整備する予定です。

市ホームページでは、長崎南北幹線道路やスポーツ施設の再配置について、詳しく紹介しています。

問い合わせ:土木企画課
【電話】829・1415