- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県島原市
- 広報紙名 : 広報しまばら 令和7年4月号
■島原城跡が国史跡へ!
島原市のシンボル「島原城跡」が正式に国指定の文化財となりました。松倉重政公が約400年前に築城した石垣や堀、外郭は当時そのままの姿です。天守閣は昭和の近代的な再現ですが、全体として歴史の重みを感じさせます。一国一城令の中、松倉氏は原城と日野江城を廃城してまで、幕府の許しを得て森岳の地へ城を造りました。4万石の大名としては大きすぎる城と言われ、当時の海外との交易やキリスト教への警戒、九州における外様大名との関係、有明海の入江に面した地形など松倉重政一人の力だけでなく、幕府の意向が働いたと私は思っています。
今、島原半島内の国指定のお城は「原城跡」「日野江城跡」「島原城跡」の3つとなりました。これも松倉氏を中心に何か不思議なご縁を感じています。