くらし 熱中症にご注意を!

「帽子OK!」「水筒OK!」、先生の合図で一斉に園庭へ飛び出す子どもたち。子どもたちにとって、外遊びは大好きな時間です。この日は、20分ほど外で遊んだら、日陰で麦茶を飲んで休憩。暑さが一段と厳しくなるこの時期、外で遊ぶことができる時間はほんのわずかで、外に出られない日も多くなります。
そのぶん、外に出られるときは、しっかりと熱中症対策をしながら、楽しんでいます。
熱中症は、今、私たちの身近に潜む大きな危険となりました。屋外での活動だけでなく、屋内で普通に生活しているだけでもなるリスクがあります。熱中症について、今一度、考えてみましょう。

■熱中症とは?
人間の身体は、体温が上がっても汗をかいたり皮膚温度が上昇したりすることで体温が外へ逃げる仕組みになっていて、自然と体温調節が行われています。しかし、気温や湿度などといった周囲の環境や下痢などの体調不良などといった身体の状況、激しい運動や長時間の屋外作業などによって、体温が上昇し、調整機能のバランスが崩れて、身体にどんどん熱が溜まってしまうことで引き起こされるのが「熱中症」です。

■いつもと違う時は熱中症を疑って!
暑さが厳しくなるこの時期は、日常生活を送っているだけでも、熱中症になりやすくなります。自分自身や周囲の人が「なんだか様子がおかしいな?」と思ったら、熱中症を疑いましょう。
▽(自分自身が)何かおかしい
・手足がつる
・立ちくらみ
・めまい
・吐き気
・汗が止まらない
・出ない

▽こんな時も…
・なんとなく体調が悪い
・すぐに疲れる

▽(周囲の人の)様子がおかしい
・イライラしている
・フラついている
・呼びかけに答えない
・すぐに疲れるボーっとしている

■熱中症での救急搬送は年々増加!
対馬市でも、熱中症が原因で救急搬送される人は年々増加しています。今年は、暑さが本格化する前に搬送される事案も発生していて、より一層の注意が必要です。

令和7年6月15日現在

■昨年(令和6年)の状況

65歳以上の高齢者が半数以上を占めています。


屋内での発生が過半数を占めています