文化 ながさきピース文化祭2025 壱岐の島History

■日本遺産 国境の島 壱岐・対馬・五島 ~古代からの架け橋~
日本本土と大陸の中間に位置することから、長崎県の島は、古代よりこれらを結ぶ海上交通の重要な場所であり、交易・交流の拠点でした。特に朝鮮半島との関わりは深く、壱岐は弥生時代、海上交易で一支国として栄え、対馬は中世以降、朝鮮王朝との貿易と外交実務を独占し、中継貿易の拠点や迎賓地として栄えた歴史が残っています。
経済や交通の発展により、中継地としての役割は少なくなりましたが、それぞれの島に残っている古代の史跡や城址等は当時の栄えた様子を物語り、地域の特産品や民俗行事等においても、日韓交流の歴史を感じとることができます。
国境の島ならではの融和と衝突を繰り返しながらも、途切れることなく交流が続くこれらの島は、国と国、民と民の深い絆が感じられる数少ない地域であることから、平成27年、日本遺産に認定されました。壱岐からは、国特別史跡「原の辻遺跡」、国史跡「壱岐古墳群」や「勝本城跡」、市史跡「カラカミ遺跡」、「生池城跡」、国重要文化財「原の辻遺跡出土資料1670点」、「双六古墳出土資料412点」、「笹塚古墳出土資料162点」、「内海湾」、「岳の辻」の計10件が構成文化財となっています。

問合せ:ながさきピース文化祭2025 壱岐市実行委員会事務局(壱岐市教育委員会 社会教育課内)
【電話】45-1113