文化 ご存知ですか?「市の花」と「市の木」
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- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県雲仙市
- 広報紙名 : 広報うんぜん 令和7年4月号
新年度が始まる4月、就職や進学などで本市へ転入された人も多いかと思います。ご存じですか?「市の花」「市の木」―。今号では市の花「ミヤマキリシマ」と、市の木「ヤマボウシ」についてご紹介します。
市の花・木は雲仙市の誕生を機に、市民に親しみをもってもらえるような花木を制定しようと、平成18年1月に公募しました。応募数は市の花551件、市の木547件。選定委員会を経て同年3月15日に制定されました。
ミヤマキリシマは長崎県の「県の花」にもなっており、ヤマボウシは雲仙に自生しているほか、他地域でもまちのシンボルツリーとして植える活動も行われています。
■市の花ミヤマキリシマ
●特徴など
科目:ツツジ科
高さ:1~1.5mの低木
花:2~3cmのピンクなど
見頃:4月下旬~5月下旬
群落:仁田峠、池の原園地、宝原園地、田代原など
花言葉:情熱、自制心、節制
◆なぜ選ばれたの?
ミヤマキリシマ
雲仙市を象徴する花であり、「雲仙つつじ」の愛称で知られ、雲仙の池の原の群落は国の天然記念物に指定されています。江戸時代から採取厳禁のお触れをだして大切に保護され、現在も保護育成に努めるなど、市民に親しまれていることから選定されました。
最盛期を迎える仁田峠には、多くの行楽客が訪れます。
■市の木ヤマボウシ
●特徴など
科目:ミズキ科
高さ:5~10m
花:白い花に見えるのは4枚の総苞片(そうほうへん)
花は、総苞片に囲まれた中央の緑色部分
見頃:5~7月
群落:吹越、九千部岳、絹笠山など
花言葉:友情
◆なぜ選ばれたの?
ヤマボウシ
雲仙の広範囲に分布。初夏から梅雨にかけて、花びらのような白い十字型の総苞片を開き、新緑の山肌を白く彩ります。秋には紅葉し、赤い実をつけます。雲仙の豊かな自然環境を表す木として市民に親しまれているため、選定されました。最盛期にはヤマボウシを目当てに県外からも多くの登山客が訪れます。
■官民一体で保全活動
ミヤマキリシマは近年、群落の減少が目立っています。昭和7(1932)年に880haあった群落は、10~15haまで減少。国立公園「雲仙」指定90周年を迎えた昨年5月、雲仙地域の群落を守り活用していこうと、国や県、市、地元住民らでつくる「雲仙ミヤマキリシマ保全活用連絡協議会」が発足。雑木を人の力で刈り取るなどの下草刈りなどを通じて、未来に向けて官民一体で保全活動に取り組んでいます。
■雲仙市市制施行20周年記念「冠事業」募集中!
各種市民団体などが令和7年度に実施する事業について、「雲仙市市制施行20周年記念事業」の冠を使用して、合併20周年を一緒に盛り上げていただける事業を募集しています。
(冠事業としての財政的支援はありません。)
※申請方法については、市のホームページをご覧になるか、政策企画課までお問い合わせください。
問合せ:政策企画課
【電話】0957-47-7709