くらし 6月は環境月間

■ごみの減量リサイクル
できることからコツコツと

◆6月5日 世界環境デー
6月5日は「世界環境デー」として認知されています。世界環境デーは、国際社会が一体となって環境問題に取り組む日です。この日はストックホルム会議の開催日であり、この会議を記念して制定されました。
この会議で、「人間は環境とともに発展していくべきであり、そのためには環境を保護することが必要である」という考えが初めて国際社会に広く認識されました。

昭和47年(1972年)ストックホルムで開催された国連人間環境会議において、日本代表は会議の開催を記念して毎年6月5日からの1週間を「世界環境週間」とすることを提唱しました。国連ではこれを受けて、毎年6月5日を「世界環境デー」と定めました。

日本では、環境庁(現、環境省)の主唱により、昭和48年度から平成2年度までは6月5日を初日とする1週間を「環境週間」としていましたが、平成3年度からは、拡大して6月の1カ月間を「環境月間」としています。

それでは、雲仙市の環境問題に対しての取り組みをいくつか紹介します。

[1]生ごみ処理機購入費の一部補助
生ごみは含水率が高く処理に多くの時間と費用がかかりますが、各家庭で資源化を行うことができるごみでもあります。そこで雲仙市では各家庭での生ごみの資源化を推進するため生ごみ処理機購入費の一部の補助を行っています。
○補助の対象となる機器(補助率2分の1)
・コンポスト容器
各世帯2個まで
(1個につき補助額5千円を上限)
・電気式生ごみ処理機
各世帯1台まで
(補助額4万円を上限)
・ダンボールコンポスト
各世帯年間2セットまで
(1セットにつき補助額1千円を上限)

[2]飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費用の一部補助
飼い主のいない猫(野良猫)の繁殖を抑制し、猫の殺処分を減少させるとともに生活環境への被害を防止するため、野良猫の不妊または去勢手術に関する費用の一部を補助します。
(1)対象となる猫
雲仙市内に生息する飼い主のいない猫
(2)補助対象者
市内に住所を有する個人または市内に事務所を有する団体
(3)補助額
手術費から申請者の自己負担2,000円を引いた額
[上限額]
・メス猫
1頭につき18,000円
・オス猫
1頭につき8,000円
※申請者が獣医師に1頭につき2,000円支払い、申請者から委任された獣医師が市へ請求する。
(4)手術内容
・メス猫
卵巣摘出または卵巣子宮摘出術
・オス猫
精巣摘出術
※助成を希望される際は、事前に環境政策課へ相談してください。
また、予算額に達した場合は受付を終了しますので、ご了承ください。

[3] 家庭用油の再利用
(1)雲仙市では、家庭用廃食用油を回収、バイオディーゼル燃料化し、公用ダンプトラックの燃料等に再利用しています。本庁および各総合支所、ストックハウス等に回収ボックスを設置していますので、ご協力をお願いします。
(2)空になった食用油の容器を予め保管しておいてください。
(3)使用済みの食用油は、ロートや油こしを用いて食用油が入っていた容器に戻して集めてください。
(4)大きなテンカスは取り除いてください。ロートやオイルポットにティッシュペーパーを用いることでろ過することができます。
(5)ラードや炒め物調理後にでた肉や魚の油は、混ぜないようにお願いします。
(6)持ち運びに用いた容器は持ち帰り、繰り返し利用してください。
(7)消費期限が過ぎた未使用食用油も回収できます。
(8)産業廃棄物にあたる使用済み食用油は回収できません。
(9)エンジンオイルなどの機械系工業用オイルは回収できません。

[4]古紙の回収
家庭から出るごみの約3割は紙類です。「古紙」は毎月1回お近くのゴミステーションで回収していますので、ひもで十字に縛って出しましょう。収集日は環境カレンダーでご確認ください。市指定のごみ袋は不要です。なお、ストックハウス(分け兵衛ハウス)でも収集しています。

最後に
[5]4Rを実行しましょう
「リフュ-ズ」
ごみになるものは「断る」「買わない」「持ち込まない」
「リデュース」
ごみを「減らす」「出さない」「作らない」
「リユース」
そのまま、または形を変えて「使い続ける」
「リサイクル」
一度資源に戻してから「再利用する」

家庭から出る「廃プラスチック」のほとんどが「包装・容器類」です。
「プラごみ」を分別して「ストックハウス(分け兵衛ハウス)」に持っていきましょう。

自治会および各種団体などへの出前講座も行っています。詳しくは、環境政策課へお問い合わせください。

問合せ:環境政策課
【電話】0957-47-7813