くらし 有明医療センター ー市民を愛する 市民に愛される 病院へー

■新年のごあいさつ
病院事業管理者 大嶋壽海(おおしまひさみ)

明けましておめでとうございます。令和5年10月1日に新築開院した「荒尾市立有明医療センター」はおよそ1年の外構工事も終わり、12月2日グランドオープンしました。工事中は何かとご不便、ご迷惑をおかけいたしました。フラットで広い駐車場と路線バス停留所を敷地内に設け、利便性は格段に改善しています。今年も新病院をよろしくお願いいたします。
本院は荒尾市唯一の急性期病院で「地域住民の健康の維持、増進に努め、患者中心の安全で質の高い医療の提供を目指します」と病院理念を定め、「市民を愛する市民に愛される病院へ」のキャッチフレーズをかかげております。ベッド数は274床、地上5階地下1階で屋上にヘリポートがある建屋で、最新の免震装置が支えております。
病院の特徴は(1)一般病棟の完全個室化、(2)外来診療が基本的に1階で完結できるワンフロア外来の実現、(3)救急部門の集約化(放射線部門と内視鏡室が隣接、HCUや手術室、LDRが専用エレベーターで直結)(4)感染対策の充実(第二種感染症指定医療機関で完全個室と陰圧室)、(5)災害拠点病院としての構造や装置(高台にあり、免震構造、優れた自家発電装置やヘリポート)などです。県北唯一の国指定「地域がん診療連携拠点病院」を始め、県からは「脳卒中急性期拠点病院」「急性心筋梗塞急性期拠点病院」などの指定を受けております。新病院開院と同時の歯科口腔外科の新設、同年11月開始の全国でも稀な周産期医療体制(荒尾市内の開業医と自治体病院の連携)、昨年4月の常勤呼吸器内科医確保など医療の充実と拠点として地城完結型医療を目指してがんばっております。
今年も「いい病院づくり」を目指し、救急医療、がん診療、外傷診療、生活習慣病、高齢者医療、周産期医療、予防医療など地域に密着した医療を提供していきます。