- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県玉名市
- 広報紙名 : 広報たまな 令和7年3月号
■適正化の基本的な考え方
□「子どものための教育環境整備」の観点を第一に
より良い教育環境を等しく提供すること、より望ましい学習集団の中で教育活動が行われることを第一に考え「切磋琢磨できる教育環境」の実現を目指します。
□学校の適正規模の考え方
小学校の望まれる学校規模基準
統合後に「各学年2学級以上」が見込めない場合においても「学級20~30人」の確保は必要と考えます。
※1学級の学級編制を35人としています。
□全市的な視野に立ち、適切な優先順位に基づく学校規模適正化の推進
・本市を6つのゾーン(本紙9ページ下段参照)に分けた中学校区単位での推進を図ります。
・優先度の基準は小規模校(12学級未満)、特に「過小規模校(複式学級を有する学校)」など、学校運営上改善の必要度の高い学校から取り組みます。
・1小1中での校区形成(玉名中学校区を除く)は、地域の実態などに応じて段階的に行います。
※有明中学校区、岱明中学校区は、当面の間、2小1中での運営を目指します。
□地域の実態を踏まえた学校の適正配置の推進
・学校再編による「コミュニティの拡大」という考えで進めます。
・合併前の旧3町(岱明・横島・天水)は、学校を取り巻く社会的、歴史的な背景に留意し「地域アイデンティティ(郷土意識)」を尊重した推進を図ります。
□子どもたちの通学要件、地域性への配慮
・通学時間など、子どもたちの心身に与える影響や、地域の特性などには可能な限り配慮します。
・子どもの心身の発達、運動能力・体力づくりの観点から、スクールバスなどの導入に当たっては、通学距離、通学時間などについて十分に検討します。
□地域と学校の連携・協働の一層の推進
・「小中一貫した教育」を一層推進します。
・「地域の教育力」の活用、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の充実とともに地域学校協働活動を推進します。
■再編計画
□計画期間
令和4年度から令和13年度までの10年間(おおむね5年を目途に、必要に応じて計画の見直しを行います)。
□計画方針
◎「第1次基本計画」の考え方は、基本的に踏襲します。
・まず小学校の規模適正化を進めます。
・小中一貫した教育を推進します。
・玉名市を6つのゾーンに分けた中学校区で進めます。
・小規模校、特に複式学級を有する学校から順次検討します。
◎旧3町(岱明・横島・天水)の地域コミュニティに留意し学校再編を進めます。
◎施設環境の整備の視点も踏まえて学校再編を進めます。
玉名市の児童数の推移
*昭和50年から令和6年までの玉名市の児童数の推移です。3,241人の減(49.9%の減)となっています。(出典:学校基本調査)
学校再編の優先度
※岱明中学校区、玉南中学校、滑石小学校は、令和4年度から説明会を開催しています。
◎玉名中学校区
2小1中
・玉名町小学校
・築山小学校
・玉名中学校(滑石小学校は学校再編を検討する)
◎玉陵中学校区
1小1中
・玉陵小学校
・玉陵中学校
◎岱明中学校区
2小1中
・(大野・睦合)小学校
・(鍋・高道)小学校
・岱明中学校
◎玉南中学校区
1小1中
・(八嘉・伊倉)小学校
・玉南中学校
◎有明中学校区
2小1中
・(大浜・豊水)小学校
・横島小学校
・有明中学校
◎天水中学校区
1小1中
・(玉水・小天)小学校
・天水中学校
問い合わせ:教育総務課
【電話】75-1133