文化 春の装飾古墳一斉公開

装飾古墳とは、古墳内部の石室や石棺、横穴墓の壁などに文様や絵画が描かれたり、彫刻された古墳のことです。装飾には当時の人々の死生観が表れており、死者への祈りや邪悪なものの排除などの想いが込められていると考えられています。装飾古墳は、全国で765基(令和6年度調べ)が見つかっており、そのうち熊本県内には212基(令和6年度調べ)と、全国の約30%を占めています。その中でも菊池川流域は全国一装飾古墳が集中している地域であり、131基の装飾古墳が知られ、菊池川流域の古墳文化を大きく特徴づけるものです。また、平成29年度に認定された「菊池川流域日本遺産」構成文化財の1つになっています。
普段は石室の保護のため見学できない国指定史跡の装飾古墳も、公開日には現地で古墳に詳しい文化財専門職員の分かりやすい解説を聞きながら見学できます。

日時:3月23日(日)午前10時~午後4時(随時受け付け)
公開古墳:大坊古墳、石貫穴観音横穴
※見学無料
※駐車場あり
※事前申し込み不要

問合せ:文化課
【電話】75-1136