くらし 市長・市議会議長就任あいさつ、市議会議員紹介

■「山鹿創生 第2幕」始動
このたび、引き続き2期目の山鹿市政の舵取りを担わせていただくことになりました。改めて職責の重さを痛感しますとともに、市民の皆さまのご期待にお応えできるよう新たな決意と情熱を持って全力で市政に取り組む所存です。
ことし1月に合併20周年を迎えた現在の山鹿市の最重要課題は、急速に進む人口減少への対応です。私は、これまで戦略的な人口減少対策として掲げた「選ばれる山鹿」に向けた重点プロジェクト(「結婚・子育て応援」「しごと・人材応援」「移住・定住応援」「健幸づくり応援」)への取り組みを進めてまいりました。今後は、これまでの施策成果について検証を行い、これらを継続し推進するとともに、新たな施策として、健幸都市へのステップアップをはじめ、子ども・子育て応援、必要な社会資本の整備、農林業・商工業支援など、魅力あふれる山鹿市づくり、市民一人一人が幸せを享受し、住んでみたい・住んでよかったと実感していただける山鹿市づくりに全身全霊で取り組む所存です。
ふるさとの明るい未来のため、さらなる山鹿市の発展と地域活性化に必要な施策・事業を強力に展開してまいります。
市民の皆さまのご理解とご協力を今後ともよろしくお願い申し上げまして、就任のご挨拶といたします。

山鹿市長
早田 順一(はやたじゅんいち)

○山鹿市健幸都市宣言
豊かな自然に囲まれ、歴史と文化に彩られた郷土(ふるさと)に感謝し、赤ちゃんから高齢者まで誰もが生涯を通じて心と身体(からだ)の健やかさを保ち、地域との繋がりを大切にしながら、健康寿命を延ばし、幸せに暮らし続けることは私たちの願いです。
住む「ひと」が元気であるならば、「まち」も元気になります。「まち」の元気を維持するためには、そこに暮らす一人一人がライフステージに応じた健康づくりに取り組むことが大切です。誰もが住みたい、住み続けたいと思える「健幸なまち山鹿」を目指してここに健幸都市を宣言します。
令和6年2月27日

■議会活性化の継続と拡充でより身近な議会を目指して
平素より市議会に対しまして格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、議員の皆さまより第6代山鹿市議会議長にご推挙いただきましたことは、私に取りまして身に余る光栄でありますと同時に、その職責の重大さを痛感しております。
二元代表制における議決機関としての使命を十分に認識し、山鹿市のさらなる飛躍のためその役割を十分に果たすべく、議員の皆さまと共に誠心誠意尽力する所存です。
また今期の議会は、5人の女性議員が当選し、議員定数の4分の1を占め、議員の年齢も30代から80代までと幅広く、女性や若者の視点、働き盛り・子育て世代の視点など、市民の皆さまの期待感の表れだと受け取っています。その期待に答えるべく、まずは安定した議会運営に徹しながら、前期から取り組んだ議会活性化策の継続と拡充に努めてまいります。
現代社会では、都市化による考え方の変化や少子高齢化などの結果、住民の地域への帰属意識が薄れ、かつては地域の人たちの手で担われていたことも行政に委ねられるなど、公共的な分野における住民自身の主体的な活動範囲が非常に狭くなり、政治や行政と住民の距離が遠ざかっている状況にあります。このことが、近年の政治離れの要因ではないかと考えています。したがって住民の皆さまにもできる限り地域の活動や行政に参加、参画していただくことができるようにしていくことが大事であると考えます。
そのため、住民の皆さまの思いを聞かせていただく場を設け議員間討議を経て、政策提言に繋げていくことで住民の声を市政に届けるという使命を果たすと同時に、住民の行政参加、参画の大切さをご理解いただけるよう発信してまいりたいと考えています。また、将来を担う子どもたちには、政治を身近に感じてもらえるよう主権者教育の継続と拡充に取り組んでまいります。
そのほか、今期の議会でも、住民意思が反映されることを念頭に置いた議員定数の検討を行い、早期に結論を出せるよう議論を進めてまいりたいと考えています。
結びに、今後の議会活動におきましても、なお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして議長就任のご挨拶といたします。

山鹿市議会議長
有働 辰喜(うどうたつき)

■市議会議員20人が決まる
任期満了に伴う山鹿市議会議員一般選挙が2月2日に行われ、即日開票の結果、現職15人、新人5人の20人が当選しました。
議員20人を、議席順に紹介します。
※詳しくは本紙をご覧ください。