- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県宇土市
- 広報紙名 : 広報うと 令和7年9月号
■良い睡眠から健康に!
◇9月は健康増進普及月間です!
健康増進普及月間では、運動、食事、禁煙、睡眠など、生活習慣の改善の重要性について国民一人ひとりの理解を深めるための啓発活動が行われます。
健康寿命とは、健康上の問題で日常生活に制限のない期間がどの程度あるかを示す指標で、平均寿命と健康寿命との差は日常生活に支障のある「不健康な期間」を意味します。みなさん!日常生活に気を付けて、すこやかな毎日を送りませんか?宇土市では、国民健康保険加入者の人を対象に特定健診を実施しています。その中で、睡眠不足だと回答した人の割合は、年々増加傾向にあります。そこで!今回は、良い睡眠についてお話したいと思います。
統一標語
1に運動 2に食事 しっかり禁煙 よい睡眠
~健康寿命の延伸~
◇良い睡眠から健康に!
良い睡眠には、量(時間)と質(休養感)が重要です。睡眠は最も重要な休養行動です。睡眠時間は長すぎても短すぎても健康を害する原因となり、朝目覚めた時に感じる休まった感覚(睡眠休養感)は良い睡眠の目安となります。
例えば、日中にしっかり体を動かし、夜は暗く静かな環境で休むといった、寝て起きてのメリハリをつけることは、睡眠休養感を高めることに役立ちます。睡眠時間を確保し、睡眠休養感を高める工夫を日常生活に取り入れましょう。
宇土市特定健診 質問調査票より
◇毎日をすこやかに過ごすための睡眠5原則
[第1原則]適度な長さで休養感のある睡眠を!
6時間以上の睡眠時間を確保しましょう。
[第2原則]光・温度・音に配慮した、良い睡眠のための環境づくりを!
寝る前や深夜のパソコン・ゲーム・スマホ使用は避け、寝室はなるべく暗く、心地よい温度にしましょう。
[第3原則]適度な運動、しっかり朝食、日中にストレス発散し、寝る前のリラックスで眠りと目覚めのメリハリを!
就寝直前の夕食や夜食習慣も眠りを妨げるため、食習慣も見直しましょう。
[第4原則]嗜好品とのつきあい方に気をつけてカフェイン、お酒、たばこは控えめに!
特に夕方以降は睡眠の妨げになるため控えましょう。寝酒習慣はかえって眠りを悪化させます。
[第5原則]眠れない、眠りに不安を覚えたら専門家に相談を!
・睡眠不足は肥満・メタボリックシンドローム、循環器系疾患(高血圧、狭心症、脳卒中)、うつ病などの発症リスクとなるとともに、仕事の効率も低下させます。このため、慢性的な睡眠不足にならないよう工夫する必要があります。
・交替制勤務は、体内時計の不調を招きやすく、適切な睡眠時間の確保を困難にし、健康リスクを高めます。このため、仮眠の取り方や光の浴び方を工夫し、リスクを最小限にとどめる方法を身につけましょう。
・睡眠環境、生活習慣、嗜好品の取り方を改善しても、睡眠休養感が高まらない場合、不眠症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害や、うつ病などが隠れている可能性がありますので、医師へ相談してください。
参考:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」GoodSleepガイド
問合せ:健康づくり課 健康推進係
【電話】27-3324