- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県上天草市
- 広報紙名 : 広報上天草 令和6年11月号
■記念講演「ふるさと上天草~成長と原点~」
二部は、記念講演として、大矢野町出身で、女子バレーボール元日本代表の小幡真子さんに、「ふるさと上天草~成長と原点~」と題し、バレーボールに捧げた自身のことについて、ご講演いただきました。
小幡さんは、挫折や壁にぶつかっても、それを乗り越えるためにポジティブな思考を持っていたこと、そして、何よりもチームメイトや指導者などとの出会いに恵まれていたから日本代表になることができたと話されました。また、現在は広島県で生活する小幡さんですが、帰郷したときは、必ずお墓参りに行き自身の近況を報告しているとのことで、ふるさとの家族へ感謝を忘れない姿勢が伝わってきました。
講演後の質問コーナーでは、幅広い世代の方からたくさんの質問があり、競技のことから私生活のことまで、いろいろなことに答えてくださいました。
■トークセッション「上天草市のスポーツ振興」
トークセッションでは、堀江市長と岩﨑教育長、上天草市のスポーツ振興に貢献されている4名の方にご登壇いただき、進行役の太田さんからの質問に回答する形で、スポーツへの想いを語っていただきました。スポーツは人を成長させ、スポーツができる環境があるのはとても貴重であることが、傍聴していたすべての人に伝えられました。(トークセッションの一部は下記に掲載)
Q スポーツを通じて学んだことは?
・須本亜怜さん(上天草高校3年)
「指導者の方々への感謝の気持ちを学んだ。これからもスポーツを続けて、周りの人がスポーツを好きになれたらいい。」
・川瀨かつらさん(上天草高校2年)
「できなかったことを練習して、できるようになってから自信がついた。スポーツはこれからも楽しく怪我なく続けたい。」
Q スポーツから得られたことは?
・小幡真子さん
「勝ち負けなどで生じる喜怒哀楽の経験とチームスポーツならではの意思表示の大切さ。この2つが自分を成長させてくれた。」
Q スポーツを続ける上で望むことは?
・山下洋介さん(松島総合運動公園館長)
「子どもたちに体を動かす喜びを味わってほしい。私たち大人が、子どもたちにスポーツが気楽にできる環境をつくっていきたい。
■フィナーレ「上天草の門出」
4時間に及んだ式典も、いよいよフィナーレを迎えました。最後は、祝い餅投げが行われ、式典でご来賓いただいた方と登壇された方たちからたくさんの餅が参加者のもとに投げられました。この餅投げには、お子さんからお年寄りまで、多くの人にご参加いただき、次の市制施行30周年へ、明るい門出になりました。
■「ふるさとに笑顔を」 上天草市観光大使 太田弘樹さん
今回、式典の司会を務めていただいたのは、上天草市出身で、タレントとして、マルチに活躍されている太田弘樹さん。スムーズな司会で、式典を滞りなく進行していただきました。また、式の合間や、トークセッションなどでは、ユーモア溢れるトークで、参加者の笑いを誘い、会場の空気を和ませてくれました。
■20周年をともに盛り上げた市制施行20周年記念事業
※10月5日(土)、6日(日)に、記念式典と同会場で行われた市制施行20周年記念事業を紹介します。
▽バレーボール教室(10/5(土))
小幡真子さんら、市内バレーボール関係者の協力によって開催され、上天草市内外の中学生75名が参加しました。生徒たちは、元日本代表選手と交流ができ、かけがえのない1日になりました。
▽上天草市学童スポーツ大会(10/6(日))
上天草市スポーツ協会主催のサッカー大会に上天草市内外の6チーム100名の児童が参加しました。当日の暑さにも負けず、熱戦を繰り広げました。
優勝:クレアールIFC(天草市有明町)
準優勝:姫戸FCjr(姫戸町)
▽上天草マルシェ(10/5(土)・6(日))
地域おこし協力隊の協力によって開催され、市内飲食店のキッチンカーや体験コーナーなどが並びました。両日、式典やスポーツ大会のお客さんで賑わいました。