健康 こんにちは地域包括支援センターです

■自分の本当の血圧を知っていますか?~家庭血圧を測りましょう~
▽なぜ家庭血圧が重要?
皆さんは家庭血圧を測っていますか?家庭血圧が135/85mmHg以上の場合、脳卒中や心筋梗塞の発症リスクが2~3倍に上昇すると言われています。また、最近の研究では脳心血管病の発症を予測する方法として、診察室血圧(病院やクリニックで測る血圧)よりも家庭血圧の方が優れていることが判明しました。そのため、日本高血圧学会では家庭血圧測定を推奨しています。
令和2年の国民生活基礎調査によると、介護が必要になった原因の2位は脳卒中(16.1%)で、自分の血圧を把握し、適切な血圧コントロールをすることで介護予防につながります。

▽高血圧のタイプ
診察室血圧が正常(140/90mmHg未満)でも家庭血圧が高い場合、仮面高血圧と呼ばれ、持続性高血圧と同等以上の脳心血管病発症のリスクがあります。また、家庭血圧が正常でも診察室で高くなる白衣高血圧は、将来持続高血圧を発症する可能性があるため、定期的な健診や受診が必要です。

▽家庭血圧の測り方
次のポイントを意識しながら家庭血圧を測定して、週5日以上測定した結果を記録し、主治医に見せましょう。
※詳しくは本紙をご覧ください
~計測のポイント~
(1)上腕血圧計を選ぶ。
(2)朝と晩に計測する。(朝…起床後1時間以内、朝食・内服前 晩…就寝前)
(3)トイレを済ませ、1~2分椅子に座ってから計測する。
(4)1回につき原則2回計測し、その平均を取る。
家庭での血圧測定を習慣化し、健康管理に役立てましょう。

問い合わせ先:地域包括支援センター(高齢者ふれあい課)
【電話】0969-28-3378