くらし 令和7年度 施政方針(4)

■教育
○教育課
学校教育は、学校・家庭・地域社会が一体となり、人権尊重の精神を根底に、社会の変化に主体的に対応し、恵まれた自然環境や貴重な文化財を活かしながら、心豊かな人間性、社会性を備え、郷土を愛するたくましい子どもの育成を目指し、阿蘇市「探究的な学びの郷づくり」構想に基づく教育活動に取り組んでいきます。
社会教育は、生涯学習講座、公民館活動等、生涯を通して学べる環境の整備充実を図り、市民が生涯にわたって生きがいと潤いのある生活を営むことができる生涯学習社会の実現を目指します。
また、コミュニティ・スクールと「地域学校協働活動」を一体的に推進していきます。
社会体育は、「誰もが、いつでも、どこでも」を合言葉に、地域住民が気軽に親しみ、体力の増進とともに健康づくりに取り組み、また、小学校低学年から各種スポーツに親しむことで、基礎体力とスポーツ競技力の向上が図られるよう、スポーツの振興に取り組みます。
世界文化遺産登録推進は、引き続き県及び阿蘇郡市7市町村と連携のもと、阿蘇の文化的・学術的価値について国際的に発信し、景観保全対策等に取り組むなど早期登録に向け努力していきます。

■おわりに
市の公共施設については先に少し述べましたが、特に今年度からは老朽化した内牧小学校校舎等の建て替えについて検討を進めるほか、これまでの課題でもあった旧いこいの村・旧ひのくに会館・旧宮地小学校などの遊休公有財産やアゼリア21温水プールについても、住民ニーズを把握したうえで、費用対効果や財政的負担など長期的視点に立ち、今後の利活用等の方向性を模索していきます。
令和7年度は、このようにして、魅力あふれる阿蘇市を創造し、「誰もが幸せに安心して暮らせるまちづくり」に積極的に取り組んでまいります。
議員の皆様をはじめ、市民の皆様方のより一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、令和7年度施政方針とします。

阿蘇市長 松嶋和子

■令和7年度 主な事業