- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県玉東町
- 広報紙名 : 広報ぎょくとう 令和7年1月号
町民の皆さま、明けましておめでとうございます。
令和7年の年頭にあたり、町議会を代表し謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆さまには日頃より議会に対し、ご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。本年も皆さまの声を町政に反映させ、玉東町の更なる発展に向け議員一同、活動に邁進していく所存です。
さて、昨年を振り返りますと依然として物価高騰が続く中、石破新内閣発足後の10月の衆議院選挙では、自公連立与党が過半数を割り、新たな政治改革に国民の関心が表れた結果となりました。今後のまちづくりを進める上では国の動きを注視しながら、町民の皆さまの生活支援などに取り組まなければなりません。そしてなにより、元旦に最大震度7を観測した能登半島地震では、多くの人が犠牲となり日常生活が一変した大災害となりました。さらに9月には、被災地の復旧復興が進められているさなか、追い打ちをかける記録的な大雨で被害が拡大し、度重なる自然災害の恐ろしさを痛感した年でもありました。
町の動きとしては、木葉駅バリアフリー化事業として構内エレベーターなどが整備され、長年町を支えてきた旧庁舎から環境に配慮した役場新庁舎が5月に完成し、新たな行政サービスが始動しております。
国が進める地方創生の取り組みから10年が経過しておりますが、都市一極集中は続いており、これから更に加速する少子高齢化問題に直面して参ります。今後、持続可能な地域を維持していくためには、私たち議会が課題解決に向けた施策を町へ提言しながら住みよい地域づくりに努めなければならないと思っております。
今年は巳年です。「成長」「変革」「再生」を象徴する年です。これまで守り繋げてきた自然豊かで人情味ある玉東町を次の地域を担う若い世代が郷土愛を育み共生しながら、新たな時代に向かって夢や希望をもてる町、そして安心して暮らせる災害に強いまちづくりを目指して参りたいと思いますので、一層のご支援とご協力をお願い申し上げる次第であります。
終わりに新しい年が幸多い年となりますよう祈念申し上げ新年のご挨拶といたします。
玉東町議会議長 松尾 純久