子育て 学校の話題

町内小中学校の様子をお知らせするため、定期的に掲載を行っています。

■菊水小学校
◆無限の可能性
ある人のことばです。さて、だれの言葉でしょう?考えてみてください。

「学校は私に合わなかった。いつもクラスで一番できの悪い落ちこぼれの生徒だった。小学校には、わずか3か月しか通わなかった。父はわたしを馬鹿だと決め込んでいた。12歳のころ、ある事故で耳が聞こえなくなり、それ以来小鳥のさえずる声を聞いたことがない。」

こたえは、蓄音機、白熱電球、映写機の三大発明をしたトーマス・エジソンです。

○皆さんは無限の可能性を持っています。
しかし、人は過去の経験や体験によって、「自分はできない」「自分のレベルはこれくらいだ」「これ以上は無理だ」と思い込んで、限界を勝手に作ってしまうのだそうです。人間だけでなく、動物もまた思い込みで可能性にフタをします。
サーカスの象の話です。サーカスの象は子どものころ、脚に鎖をつけて逃げないように動けなくされます。子どもの象は何度も鎖を引っ張って逃げ出そうとしますが、動けません。そのうち、子どもの象は「鎖=動けない」と思い込み、鎖をつけられると引っ張ることをやめてしまうのだそうです。こうやって育てられた象は、大きくなっても鎖をつけられると動けないと思い込んでいるので、おとなしくなるのです。鎖は土に軽く打ち込んでいるだけなので、大人の象であれば簡単に外すことができるのに、動こうとしなくなるのです。
本当はできる力があるのに、できないと思い込んでしまう。人間も同じです。本当はできる力があるのに、過去の経験や体験によって、できないと思い込んでしまうのです。このように、人間は、良くも悪くも、思い込みを実現する力を持っています。だからこそ、運動でも勉強でも、「絶対できる」と自分を信じることが大切なのです。『天才とは、1%のひらめきと99%の汗である』という言葉を残されているトーマス・エジソンは、きっと自分の力を信じて努力を続けられたのだと思います。みなさんも、自分の可能性を信じて、いろいろなことに挑戦しましょう。

■三加和小学校
◆三加和小学校PTC活動 ~全校で『地引網体験』~
PTC活動とは、保護者・先生・子供が一緒になって行うレクリエーション活動のことを言います。本年度は、宮本PTA会長の発案で、PTC活動を全学年一緒に行おうということになりました。親子で、一生に一度できるかできないような思い出に残る体験ができればという熱い思いで企画されました。
8月30日(土)に、玉名市の鍋松原海岸で『地引網体験』を行いました。8月半ばの大雨の影響で、流木がたくさん押し寄せて、実施できるか心配されましたが、当日は、海岸もきれいに整備されており、安全に活動することができました。運動会の時のように、赤白に分かれて、みんなで網を引っ張りました。漁協の方に網の引き方や引く方向をアドバイスしてもらいながら魚を追い込んでいきました。大きいボラやキス、何百匹というコノシロなどが獲れ、想像していたより大漁だったので、みんなの歓声が上がりました。「これまで魚を獲った経験がなかったので面白かった。」「網が重くて引くのが大変だったけど、とても楽しかった。」「魚を捕まえようとしたら、ぬるぬるして捕まえにくかった。」「たくさん獲れたから、から揚げにして食べたい。」など、子供たちや保護者の方の感想が聞かれました。