- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県南阿蘇村
- 広報紙名 : 広報みなみあそ 令和7年10月号
■~有害鳥獣による被害が出る前に~
野生動物は基本的にとても臆病で環境の変化に敏感です。できることから始めていきましょう。
◇柵で囲っているのにどのように侵入しているのか…
柵の周囲の安全を確認し、目で見て、鼻や口先で触れて柵の状態を確認する→頭部で柵を押し隙間を探す→隙間を見つけたら、頭を入れて潜り込む。
シカは跳躍よりも潜り込むことを優先するためワイヤーメッシュ柵の場合、子鹿であれば地面から高さ20cm、成獣の雌は25cm、立派な角を持つ雄ですら30cmの隙間があれば潜り込めます。また地上から高さが1cmの隙間のあるネット柵で囲った場合、ネットを下から持ち上げて侵入する傾向があります。
そのため、まずは柵の下部を固定し、隙間をなくすことが重要です。
▽シカによる被害
シカはほぼすべての植物を食べるため、農作物の多くは被害の対象になります。
稲、麦、豆類、白菜などの葉物野菜、大根などの根菜、果樹などの樹皮を剝ぎ取って食べることもあり、被害の幅は計り知れません。
▽シカ対策の基本
草を刈り近づけさせない!放任作物などのエサ場をなくす!
電気柵などの囲いで守る!の徹底を心がけましょう。
◆~ジビエ協力隊からのおしらせ~
今後、「お肉の解体方法」や「料理方法」など狩猟初心者からベテラン、また興味があるけど誰に聞いたらいいのか分からないという人まで、村民の皆さんが参加できるさまざまなイベントを計画していきたいと思います。開催時期は改めてご案内いたしますので興味のある人は事前に登録をお願いします。
鳥獣被害に関する質問・イベントの事前登録を募集中です。
こちらから受け付けています
※詳しくは本紙P.16をご覧ください。
問い合わせ:農政課 林務整備係
【電話】0967-67-2706