くらし 人権啓発コーナー

人が尊重され、生きがいを感じられるあたたかい町

■無意識のものの見方や偏見
私が以前、教諭をしていた時の話になりますが、初めて小学校1年生の担任をすることになり、入学式に向けて子どもたちのくつ箱の準備をしていました。いつものとおり男の子には青色のシール、女の子には赤色のシールに名前を書いて貼っていました。ふと隣の学級の名札を見ると、男女ともピンク色のシールに名前を書いて貼ってありました。不思議に思い、教諭にそのわけを尋ねてみると「男女で色分けする必要があるのですか?」「自分自身の意識と子どもたちの意識を変えるためです。」と答えられたことを思い出します。私にとっては、この事が今でも心に残っていて、自分の偏ったものの見方に気付かされた出来事でした。
また、この勤務していた学校では、今まで男女別に実施していた名簿を混合名簿にしたり、運動会のかけっこを男女混合で実施したりして、性別に特に関係のないことは、男女一緒にするように変えていきました。
現在も、昔から伝わっている「迷信」や「風習」には、人々に信じられているが合理的な根拠を欠いているものもあります。みなさんも自分自身のものの見方を再度、見つめ直してみましょう。

■毎月11日は人権を確かめあう日です
人権に関する動画を放映します。
皆さんの参加をお待ちしています。
テーマ:「企業と人権」
日時:10月10日(金) 13時30分
場所:氷川町文化センター ロビー

問合せ:生涯学習課
【電話】0965-52-5860