- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県湯前町
- 広報紙名 : 広報ゆのまえ 2025年11月号
■地域の魅力の伝え方を学ぶ 熊日電子ライブラリープロジェクト実施
湯前中学校の全校生徒が、熊本日日新聞社から情報発信の方法を学びました。本事業は、新聞づくりやプレゼン発表を通じて、地域の魅力や課題などへの理解を深めるとともに、情報の収集力や発信力を学ぶことを目的に行われて、講師には熊本日日新聞社の社員を招いています。
今回は壁新聞とプレゼンテーションの2グループに分かれて、それぞれ作品を制作。取材するときに気を付けることや集めた情報を整理することなど、情報発信のプロから”伝え方のコツ”を教わりました。完成した作品は、今月9日に開かれる中学校文化祭で発表・展示されます。
■生徒ならではの目線で 子ども議会で中学3年生が質疑
9月29日、湯前町役場内の議場で子ども議会が開かれ、湯前中学校の3年生が議員になりきり、町執行部に質問や提案を投げかけました。同議会は子どもたちが政治への関心を深め、まちの未来について考える機会をつくろうと、平成29年度から続けられています。
生徒たちは、まちの取り組みや専門用語など、役場の若手職員から事前に聞き取りを実施。健康福祉、教育施設や町SNSの活用などに関して、順番に質問や提案を行いました。
閉会後、酒井勇一校長は「実際に質問をしてみて、できることとできないことがあることが分かったと思う。今回の経験をいろいろな形でものにしながら、将来に生かしてほしい」と話しました。
■認知症の”応援者”に 認知症サポーター養成講座開催
10月7日、湯前中学校の2年生が認知症サポーター養成講座に参加。グループでの話し合いや模擬訓練を通して認知症の人との関わり方を学びました。
認知症の人との接し方を動画を見て学んだ後、学校のグラウンドに迷い込んだ近隣に住む高齢者に声をかけるという模擬訓練を実施。認知症の影響で怒りっぽくなったり、判断が遅れることがある相手に「話が噛み合わず、くわしく教えることが難しかった」と対応の難しさを体感。訓練後の意見交換では「歩くスピードを合わせる」「大きな声でゆっくりと話しかけたほうが良い」など体験したからこそ分かった意見が聞かれました。
■個性あふれる作品を…卒業記念品作成事業で陶芸を体験
10月14日、湯前小学校で卒業記念品作りが開かれ、同校の6年生児童がオリジナル壁飾りを作りました。
同教室は、赤い羽根共同募金の配分金事業として、湯前町社会福祉協議会が毎年開いています。当日は湯前町老人クラブ連合会陶芸部会の会員7人が講師として参加し、作品づくりをサポートしました。
壁飾りのデザインは、児童自らが考えたもの。粘土を板状に伸ばして形を作る”たたら”に、思い思いのデザインを掘ったり粘土を付けるなどして作ります。粘土の造形の仕方や貼り付けかたなど、分からないことは陶芸部会員に教えてもらいながら進めました。今後、素焼き・色付けをして完成。自分だけの作品、でき上がりが楽しみです。
