くらし 3⽉は「⾃殺対策強化⽉間」です ~誰もが自殺に追い込まれることのない社会へ~

3月から5月は、進学や就職、職場の異動、転居など、⽣活環境の変化がストレスとなり、こころや⾝体の不調が生じやすい時期です。1人で悩まず、家族・友人への相談や相談窓口などをご利用ください。

■中津市の取り組み
総合的に自殺対策の推進を図るため、平成31年3月に「中津市自殺対策計画(第1期)」を策定し、誰もが自殺に追い込まれることのない「みんなでいのちを支えあうあたたかい中津市」をめざしています。令和7年3月中に「中津市自殺対策計画(第2期)」を策定予定です。

■全国と中津市の自殺の現状
全国の自殺者数は、平成24年以降、令和元年までは減少していましたが、令和2年より増加が見られ、微増傾向にあります。
中津市の自殺者数は、平成25年以降、20人以下で推移し減少傾向にありましたが、平成30年に20人と増加が見られ、その後、増減を繰り返しています。男女比でみると、男性の方が女性よりも多い状況です。

中津市の自殺者数と全国の自殺者数総計(人)

※警察庁「自殺統計(自殺日・住居地)」(厚生労働省集計)

■みのがさないで、こころのサイン
⾝近な⼈の変化に気づいたときは、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守ることが大切です。ぜひ次の対応を心がけてみてください。一人ひとりが、身近な人の様子を気にかけ、こころのサインに気づくことが、いのちを守ることにつながります。

◇気づき
些細な変化に気づいて「何か悩んでる?」「元気ないけど、大丈夫?」など、声をかけましょう。

◇傾聴
心配していることを伝え、誠実に、尊重して相手の感情を否定せずに話を聞きましょう。

◇つなぎ
こころの病気や社会・経済的な問題を抱えているようであれば、医療機関や相談機関などの専門家につなぎましょう。

◇見守り
専門家につないだ後も必要があれば相談にのることを伝え、温かく寄り添いながら、じっくりと見守りましょう。

■地域の相談窓口
◇大分いのちの電話
【電話】097-536-4343
24時間対応

◇福祉支援課
【電話】62-9802
平日8時30分~17時15分

◇北部保健所
【電話】22-2210
平日8時30分~17時15分

◇こころの電話
【電話】097-542-0878
平日9時~16時(12時~13時を除く)

地域の相談窓口のほかにも、困った時の相談窓口があります。一覧は、市ホームページをご覧ください。
1人で抱え込まず、ささいなことでもご相談ください。
※市ホームページへの二次元コードは本紙をご覧ください。

問合せ:福祉支援課
【電話】62-9802