くらし 公共交通を次の世代に 乗って残そう地域の宝(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県日田市
- 広報紙名 : 広報ひた 令和7年5月号
日田市には、様々な公共交通があります。
皆さんは、何が走っていて、どのくらい市の財源が使われているかを知っていますか?今号では、「日田市障がいによる差別を解消し、誰もが心豊かに暮らせるまちづくり条例」のイメージキャラクター「ポップスくん」と共に、市の公共交通の現状をお届けします。
■市内の公共交通一覧
▽JR久大本線
福岡県久留米市と大分市を結ぶ、JR九州の鉄道路線。日田市内の駅は、夜明駅・光岡駅・日田駅・豊後三芳駅・豊後中川駅・天ヶ瀬駅・杉河内駅。
▽市内循環バス「ひたはしり号」
市内中心部を運行しているコミュニティバス。A・B・Cの3つのコースに分かれており、1回100円で乗車できる。
▽乗合デマンドタクシー
JRや民間路線バスが運行していない地域の人の通院や買い物などへの移動手段を確保するため、予約に応じて運行する乗合タクシー。全21路線あり、電話予約をすると、自宅から最寄りのバス停又は駅まで利用できる。
▽上・中津江デマンドバス
上・中津江地区全域と大山町、小国町の一部を予約に応じて運行するデマンドバス。電話予約をすると、自宅から地区内の目的地まで利用できる。
▽JR日田彦山線BRTひこぼしライン
JR九州が令和5年8月28日から、添田駅~夜明・日田駅間を運行しているバス。彦山駅~宝珠山駅の約14kmは、BRT専用道として線路敷を走行している。
▽民間路線バス
日田バス(株)が運行する「小鹿田線」「日田-森町線」「五馬線」「杖立線」と、大交北部バス(株)が運行する「中津日田線」がある。
▽福祉バス
公共の移動手段が少ない遠隔地と市内中心部間を、スクールバスの空き時間を利用して運行。1日1往復を原則に、現在6路線を運行している。
▽高速バス
日田市内と九州各地を結ぶ、高速道路等を利用する長距離路線バス。市外に行く場合や通勤通学、日田への観光等に利用されている。
■地区(エリア)別に、こんな公共交通が走っています
■日田市の公共交通の予算
現在、公共交通の運行のために、市の公費が1年間で約1億6千万円使われています。
また、その額は年々増加しています。
令和7年度以降、現在の公共交通の利用状況を踏まえ、利用者の少ない路線を見直します。
今は車を運転している人も、免許証を返納する頃には、路線がなくなっているかもしれません。
利用者が減ると、公共交通の存続の危機!
しかし、利用者が増えれば、路線の維持につながります
■公共交通を利用するメリット4選
01.自由な時間
自由に過ごすうちに目的地に到着
時間を有効活用できる
02.安心安全
車を運転することによる事故のリスクを回避できる
03.環境に優しい
輸送量当たりのバスのCO2排出量が自家用車の半分以下
04.健康に良い
歩く機会が多くなり日常的な運動量が増加する