健康 市民が主役!健康一直線

■第39回 若い世代から「プレコンセプションケア」
◇プレコンセプションケアとは?「プレコンセプションケア」とは、今妊娠を希望していなくても、いつか妊娠するためのからだづくりとして、若い世代から健康習慣に取り組むことをいいます。
近年は、月経不順や婦人科疾患の増加、初産年齢の高齢化など、さまざまな原因で妊娠を希望してもなかなか思い通りにいかないこともあります。そのため、プレコンセプションケアを10代、20代から取り組むことで、健康的なからだで元気な赤ちゃんを授かるチャンスを増やすこと、さらに女性や将来の家族が健康な生活を送れることにつながります。

◇プレコンチェックをしてみよう!
プレコンチェックでは、いつか妊娠を考えるすべての女性、またパートナーとなる男性も対象にあらゆる視点から健康チェックを行います。ぜひ、やってみましょう。
・国立成育医療研究センター「プレコン・チェックシート」※詳しくは本紙をご覧ください。

◇健康的なからだづくりのために
プレコンセプションケアの実践には、栄養や生活、生理周期、ワクチン接種、若年層に多い病気、心の状態などトータルケアが必要です。
特に若い女性は、たんぱく質、カルシウム、食物繊維など不足しがちです。必要な栄養素が不足すると、筋肉量や骨量の低下を招くとともに、月経トラブルや不妊の原因にもつながります。また、喫煙や受動喫煙は、がんや血管系の疾患の要因となり、妊婦においては、流産・早産・低出生体重児などのリスクを高めます。
若い世代から正しい知識を身につけ、今のうちからプレコンセプションケアに取り組みましょう。

問合せ:竹田市こども家庭センター「すまいる」
【電話】63-4823