くらし 住み慣れた地域で暮らし続けるために 高齢者の生活を支える地域包括支援センター

住み慣れた場所で元気に生活し続けることは多くの人の願い。地域包括支援センターは、高齢者一人一人が自分らしく暮らし続けられるようさまざまな相談に対応する総合相談窓口です。

地域包括支援センターは、各相談に応じて、高齢者の暮らしを支えるさまざまな役割を担っています。

1 さまざまな相談に対応
高齢者個人の状況に合わせて、適切なサービス・制度の利用や、関係機関への相談につながるよう支援しています。本人はもちろん、家族や近隣住民からの相談にも応じています。

2 専門職がチームで支援
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員が中心となり、市介護予防担当や認知症地域支援推進員など専門職種と連携し、チームで高齢者の暮らしを支えています。

3 介護予防を推進
こけないからだづくり講座など、地域の「通いの場」に出向き、血圧測定や健康体操、脳トレなどを通じて健康づくりを支援します。住民同士で気軽に楽しく参加することで、生きがいづくりや仲間づくり、元気なまちづくりにもつながっています。

4 高齢者の権利を守る
高齢者が安心して暮らせるよう、高齢者の人権や財産などさまざまな権利を守っています。また、成年後見制度の紹介や高齢者虐待の早期発見、悪質な訪問販売などによる被害の防止にも取り組んでいます。

5 適切なサービスを提供
介護保険サービスが適切に提供されるよう、地域の介護支援専門員に助言や支援を行っています。また、高齢者がより暮らしやすい地域にするために、医療機関を含めた地域の関係機関とのネットワークづくりにも取り組んでいます。

◆地域の高齢者の頼れる場所でありたい
山之口・高城地区地域包括支援センター
管理者・保健師 松永 照子(しょうこ)さん
地域の集まりの場で実施する健康相談などを通じて、高齢者の皆さんに介護予防につながるアドバイスや、持病を悪化させないための指導などを行っています。健康相談は、地域の皆さんと顔を合わせることができる貴重な機会。日頃からつながりを持つことで、困難な状況になる前に対処できるよう体制を整え、皆さんの身近にある地域包括支援センターを目指しています。
当センターでは、職員一人一人が「地域の皆さんが第一」という思いを持ち、チームで高齢者の皆さんの困りごとに対応しています。今は支援を必要としない人たちにも、講演などを通じて地域に頼れる場所があることを知ってもらえるよう取り組んでいきたいです。

◆老後の不安や困りごとを抱えたらまずは相談を
祝吉・沖水地区地域包括支援センター
管理者・社会福祉士 鶴吉 大輔さん
社会福祉士として、主に虐待や生活困窮など高齢者の皆さんの権利擁護に関する相談などに応じています。近年、社会環境の変化に伴い相談内容は複雑化。関係機関や地元民生委員の皆さんとの連携を図りながら、対応していくことがますます重要になってきていると感じています。
特にやりがいを感じるのは、孤立していたり、一人で不安を抱えていたりする人の相談を受けた後に、安心した表情で帰ってもらえた時。高齢者の皆さんにとって、頼れる場所だと思ってもらえたらうれしいです。誰もが歳を重ねるにつれて、先のことを考え不安になることもあるかと思いますが、老後の不安を解消するためにも、まずはお住まいの地域の地域包括支援センターに相談ください。

■まずは地域の地域包括支援センターに相談ください
・姫城・中郷地区地域包括支援センター
上町17街区19号
【電話】26-8339

・妻ケ丘・小松原地区地域包括支援センター
前田町15街区6号デラコア前田ビル101号
【電話】23-9712

・五十市・横市地区地域包括支援センター
久保原町13街区9号
【電話】57-6767

・祝吉・沖水地区地域包括支援センター
郡元2丁目17-2キルトスター店舗C号室
【電話】26-4212

・志和池・庄内・西岳地区地域包括支援センター
庄内町8160番地3
【電話】45-4180

・山之口・高城地区地域包括支援センター
山之口町花木2667番地2(シルバーヤングふれあいの館内)
【電話】29-1682

・山田・高崎地区地域包括支援センター
高崎町大牟田1150番地1(高崎総合支所内)
【電話】45-8411

開設日時:
・3月31日(月)まで…月~土曜日、8時30分~17時15分
・4月1日(火)から…月~金曜日、8時30分~17時15分
※いずれも祝日・年末年始を除く

問い合わせ:いきいき長寿課
【電話】23-2685