しごと 都城をけん引する企業を紹介「企業の力」vol.58

■ブンリ工業株式会社
工作機械の性能を最大限に引き出す「裏方」として、長年にわたり日本の製造業を支えるブンリ工業株式会社。平成3年に高城工場を開設した同社は、金属の切削加工時に冷却などを行うクーラント液から切粉を排出するろ過装置の専門メーカーとして、独自の地位を確立しています。
「派手さはないが、工作機械の腎臓的な存在として誇りを持っている」と話すのは、田代誠代表取締役社長。同社は、118人の社員を擁し、開発・設計から製造、販売、アフターフォローまでの一貫体制を構築。オンリーワンの製品開発にこだわり、品質・性能・製品ラインナップ・先進性・環境・社内体制・サポート力の7つを重視して事業を展開しています。
また、環境に配慮した製品づくりにも重きを置く同社。装置で利用する電動機を小型化するなどCO2削減を意識した製品開発により、カーボンニュートラル推進にも大きく貢献しています。
「顧客にも社員にも必要とされる会社であり続けたい」と語る田代社長。社員を大切にする文化も特徴的で、過去5年の男性育休取得率100パーセント(平均休業期間1カ月、延べ20人取得)、前年度の有給休暇取得率90パーセント以上を実現しています。
「損得ではなく善悪で判断する」という姿勢を貫き、顧客の困りごとを解決に導いてきた同社。これからも売る人、買う人、世間の三方良しの精神に徹し、確かな技術と誠実な対応で、信頼の輪を広げていきます。

ブンリ工業株式会社
【電話】58-5678