- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県日向市
- 広報紙名 : 広報ひゅうが 令和7年7月号 No.842
◆「こどもの未来応援推進計画」を策定
市では、こどもの未来を応援する取り組みを推進していくために、「こどもの未来応援推進計画」(以下、「市計画」とします。)を策定しています。
平成29年度から、こどもの貧困対策に関する施策の展開や、関係機関・民間支援と連携した支援、こどもを応援する取り組みの市民への呼びかけを行っています。
今回、保護者や教職員へのアンケートや、これまでの取り組みのふりかえりをふまえ、第3期計画を策定しました。
◆こども食堂をはじめとした身近な支援にご協力を!
現在、市内のこども食堂も5ケ所に増え、こどもの応援に取り組む民間支援・地域資源の数も54に至っています。※令和6年度こども課調べ
生まれ育つ環境に左右されることなく、こども達が未来に希望を抱くことのできる基盤づくりが必要です。「市計画」の中で市民に呼びかけている「こどもの日向(ひなた)づくり運動」に、ぜひ取り組んでいただき、こども食堂やフードバンクなど、身近な民間支援にもご協力ください。
◆第3期 日向市こどもの未来応援推進計画
計画年度:令和7(2025)~11(2029)年度
◇基本理念
“こどもの幸福(ウェル・ビーイング)に向けた応援を総ぐるみで!さらに大きく!–すべてのこどもの権利と自由を守ろう“
施策の展開や支援の連携、さまざまな機会の提供をさらに拡充し、家庭への見守りと生活基盤を充実させ、こどものウェル・ビーイングにつながる「権利・自由」と「育ち」を守っていきます。
◇主な重点施策
・「こども家庭センター」の設置による支援の推進
・民間支援団体と連携したこども家庭の見守り
・「子どもの学習・生活支援事業」の拡充
・子育て世帯の経済的負担の軽減
・生活に困窮する家庭の保護者・若者の就労支援
・住まいの確保が困難な方の支援
・庁内における相談連携の推進
・“支援者支援”の推進
・児童虐待防止の啓発の推進
身近なこどもの応援者になりましょう!
◆広がってます!地域からの応援の輪(わ)
◇鉾島(ほこしま)こども食堂
令和6年9月から細島でこども食堂を開始した篠原さん。
有難く頂いた食材を活かした、栄養面も考えたメニューが並びます。開催日には近隣の地域のこどもたちの笑顔と元気な声が部屋中に響き渡り、地域住民の貴重な居場所となっています。
開催:毎月第4水曜日 午後4時30分〜6時30分
場所:海の駅ほそしまの向かいの「らーめん鉾島」
美味しそうにワイワイ食べる姿を見られることが幸せです!
(鉾島こども食堂 篠原 実穂子さん)
◇NPO法人 フードバンク日向
フードバンクとは、安全に食べられるのに、包装の破損や過剰在庫、印字ミスなどの理由で流通に出すことができない食品を、企業などから寄贈していただき、必要としている施設や団体、困窮世帯に無償で提供する活動です。
賞味期限が十分に残っていて、ご家庭で食べきれない常温管理の食材も集め、寄贈品は必要なご家庭にお届けします。
品目の例としては、レトルト食品・缶詰・お菓子や調味料、お米、飲料水などです。寄付の受け入れ場所は、団体ホームページに掲載しているほか、市こども課でも受け付けています。
また、定期便の発送作業を「就労継続支援B型事業所きんこう」で実施しています。
・定期便発送ボランティアも募集中
毎月第3土曜日午前10時から作業しています
◆市民の皆さまへ
こどもの日向(ひなた)づくり運動に取り組みましょう!
家庭:
・子育てについて、身近な保護者の相談相手になる。
・身近にできるボランティアに取り組んだり、市施策や民間支援への参加をとおして、こども・若者への関わりへ協力する。
地域
・こどもへさまざまな体験機会や地域活動を提供する。
・自治会・育成会・スポーツ少年団・クラブなどにおいて、互助を目的とした、こども・家庭間の交流や助け合い(必要な物品のシェアなど)に取り組む。
企業職場
・有給休暇が取得しやすい環境づくりなど、働く子育て世代を職場からサポートする。
・生活の安定やキャリアの充実に向けて、保護者や若者の資格・技能取得を支援する。
◇こども食堂など民間支援をサポートします!
お気軽にご相談ください!
(日向市こども課 子育て支援係 地域資源開拓コーディネーター 堀 アトム)
こども食堂などの支援団体のフォローや新たな立ち上げ時のサポート、また市フードドライブの運営を担っております。8年間こども食堂を行ってきたノウハウを市のために微力ですが活かしていきたいと思います。
身近なこども食堂のご案内は…
問い合わせ:日向市役所こども課 子育て支援係
【電話】0982-66-1021