- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県えびの市
- 広報紙名 : 広報えびの 令和7年9月号
■「聞こえ」を守って、豊かな毎日を
「最近、聞き間違いが増えた」、「高い音が聞こえにくい」。そんな変化に気付いていませんか?それは、聞こえ方が変わり始めたサインかもしれません。
聴力が低下すると、生活に必要な音が聞こえなくなり、危険を察知する能力が落ちるなど、社会生活に影響が出ることがあります。また、聞こえにくいことから会話がおっくうになり、人との交流が減ると、認知機能の低下やフレイル(心身が衰えた状態)に進行する可能性があります。
聴力の低下は、本人や周囲が気付きにくいため、放置されがちです。「年のせい」と片付けられ、なかなか専門医に相談する機会がありません。しかし、聞こえの変化に早く気付き、適切な治療をすることで、多くの情報が耳に届き、心豊かな生活を送ることにつながります。
もし、次の症状に一つでも当てはまれば、聞こえが低下している可能性があります。
・会話がうまく聞き取れない
・電話で話す声が大きくなった
・着信音やインターホンの音がよく聞こえない
・騒がしいところで会話が聞き取りづらい
・よく耳鳴りがする
耳に優しい生活を心掛け、少しでも聞こえに変化を感じたら、最寄りの耳鼻咽喉科に相談してみましょう。早期の発見と適切なケアが、聞こえとあなたの未来を守ります。
文:市地域包括支援センター