- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県高鍋町
- 広報紙名 : 広報たかなべ 令和7年9月20日号
~高鍋のさまざまな出来事をご紹介します~
■元日本代表によるラグビー精神での若者育成
7月9日、町はラグビー元日本代表の菊谷崇さんを「副業型地域活性化企業人」として委嘱しました。今年度、町がSDGs未来都市に選定されたことを受け、次世代育成事業の一環として、ラグビー精神を活かしたリーダーシップ研修や体験型授業に取り組みます。
委嘱を受け、菊谷さんは「ラグビーを通じて子どもたちが主体的に考えられるような内容を町と共に企画していきたい」と今後の意気込みを語りました。
■自然豊かな高鍋湿原の保全を願って
7月15日、岩村威志さんから町へ高鍋湿原保全管理のためにご寄付をいただきました。
岩村さんは、高鍋東小学校校長を退職後、高鍋湿原の開園以前から長きにわたり高鍋湿原の保全活動に御尽力された、故岩村進さんのご子息です。
町では、今回のご寄付を宮崎県指定の絶滅危惧種が70種以上生育・生息している高鍋湿原の保全に活用していきます。
■東児湯消防組合に少年消防クラブ発足
7月30日、東児湯消防組合で高鍋地区少年消防クラブの発足式が行われました。
災害が激甚化、頻発化しているなか、防火防災に関する様々な訓練の体験、講習会やイベント等への参加、火災予防ポスターの作成等を通じて、子どもの頃から防火防災知識を身に付けてもらうとともに、学校や家庭、地域における防火防災意識の高揚、啓発に大きく貢献していきます。
■マインクラフトで調べて作る探究学習
7月31日、たかしんホールの高鍋ITセンターで、人気ゲーム「マインクラフト」を活用した県内初開催の探究学習ワークショップ「ニジクラ」が開催されました。
参加した小中学生は班ごとに世界遺産を調べ、自ら描いた設計図を基にゲーム内で世界遺産を建築。古代遺跡の壁を蔦のブロックで表現するなど、学んだ知識に独自の工夫を加えながら創造力豊かに取り組む姿が見られました。
■高鍋駅で夜市の雰囲気を楽しんで
8月10日、高鍋駅交流拠点施設で「かぐちの月市」が開かれました。通常は毎月第2日曜日の午前中に開催されていますが、今回は夏の縁日の雰囲気を楽しんでもらおうと時間を夜に変更。飲食店の出店をはじめ、生花を封じ込めた袋を釣る花釣りや、高鍋農業高校の「ラクミ(乳酸飲料)」を使ったかき氷の販売、ダンスグループによるステージ披露なども行われ、会場は多くの来場者でにぎわいました。
■耕作放棄地で農福連携収穫した米を寄付
8月18日、町内の耕作放棄地を活用した水田で稲刈り体験が行われました。町の農業委員会が企画し、農地利用促進の啓発とあわせて、農福連携事業として収穫体験や収穫米の提供を実施。収穫された新米360kgは町社会福祉協議会に寄付され、子ども食堂をはじめ福祉事業で活用されます。
企画を提案した橋口昌央委員は「多くの人に協力していただいた。たくさんの人に喜んで食べてもらえれば」と語りました。
■夏休みの宿題を高校生がお手伝い
8月20日と21日、柿原政一郎記念高鍋図書館で夏休み学習支援事業が行われました。町内の高校生ボランティアが小学生の夏休み課題を手助けする取組です。
読書感想文をサポートした高鍋農業高校2年の大津留さんは「小学生が書きたいことを引き出すのは難しかったが、会話を重ねながら教えるのは楽しかった。来年もまた参加したいです」と笑顔で語りました。
■おいしく食べて毎日元気に 食育教室開催
8月21日、イワケン健康づくりセンターで東小児童クラブの調理実習が行われました。農政事務所と連携した取組で、農家で食育ティーチャーの坂本康子さんが食材を提供し講師を担当。さらに命の食育として元町長の小澤浩一さんが子どもたちの前で魚をさばきました。
子どもたちは地産地消や食の大切さを学びながら夏野菜カレーや豆苗サラダ、クッキーを調理し、笑顔で味わいました。
