くらし [お知らせ] 考えよう!一般廃棄物最終処分場 シリーズ45

■第7回建設検討委員会を開催しました
日向市、門川町、美郷町、諸塚村、椎葉村で構成する日向東臼杵広域連合では、次期広域最終処分場の整備等を進めており、この度、第7回次期広域最終処分場建設検討委員会(以下、「建設検討委員会」といいます。)を開催したのでお知らせします。

◇第7回建設検討委員会の概要
日時:令和7年3月11日(火) 13:30~16:00
場所:美郷町西郷ニューホープセンター 傍聴者 なし
内容:
(1)地質調査の主な結果について(構造物等に関する課題)
・地下水が2層構造である
⇒調査時に設置した水位観測孔を用いて施工前の水位・水質把握のために、自記水位計による連続的な水位及び水質観測を年間を通して実施する。
・地層により土壌・岩盤の硬さが異なるため、その結果を基に構造物基礎の採掘標高を判断する。
・過去の地滑り箇所の一部が防災調整池にかかる
⇒配置計画を見直すことにより、当該箇所を回避する。
(2)浸出水処理計画について
・埋立物に散水した後に発生する処理前原水の値を設定した。
・処理施設内で処理された水の水質基準を法令等に基づいて設定した。
・環境に配慮した十分な処理を実施するため、処理工程について生物処理や砂ろ過処理、その他処理を含む工程に加え、活性炭吸着処理やキレート吸着処理等の高度処理を行う方針とした。
(3)次期広域最終処分場基本計画(案)について
次期広域最終最終処分場整備事業を進めていくにあたり、埋立対象廃棄物の設定や被覆型施設での建設方針、搬入道路や施設設備配置、その他必要事項や整備スケジュール等を示した基本計画(案)を策定した。

◇委員会での主な意見
・放流水の塩分濃度は耳川に流れたときに希釈されるとのことだが、脱塩処理をする濃度であれば処理として必要であると思うがどうか?
⇒事務局回答:灰の成分溶出試験の結果では塩分濃度は海水と同じくらいの濃度ですが、水量の少ない乾季を前提として、大内原ダムより上流の耳川の流域面積と次期処分場より放流する水量を計算した場合に希釈濃度は0.003%(※)となり、塩分濃度は限りなく薄くなると考えています。
(※)家庭浴槽に対して小さじ一杯程度の物質が溶け込んでいる濃度
・ガス抜き施設計画の発生ガス対策として、浸出水処理に係る活性炭吸着処理のような高度処理など、ガス抜き管の中に手を加えることのできる対策をしていただきたい。
⇒事務局回答:発生するガス等を考慮しながら、その点についても設計の中で考えていきたいと思います。
日向東臼杵広域連合 次期最終処分場整備事業HP (二次元コードは本紙を参照してください。)

お問合せ:
町民生活課【電話】66-3604
広域連合【電話】53-3401