くらし 令和7年度 施政方針(2)

■観光振興
外貨を得るためには地域の外から人を呼び込む観光振興も重要です。新型コロナで落ち込んだ合宿の取り戻しや、スキー場、ワイナリーへの誘客や自然資源を磨き上げることによる新たな魅力の創出も必要だと考えています。
今後、特産センターの改修と駐車場整備、Gパーク内に広場造成も計画しています。高速道路整備に伴う残土を有効利用していく考えです。
また、竹田〜五ヶ瀬線土生〜夕塩間改良工事が終われば、人の流れが大きく変わることが予想され、桑野内地域の魅力化も必要だと考えています。
そして、各産業を通して人手不足が課題となっています。短期間での解決は難しい所ですが、新年度はこれまで準備を進めて来た特定地域づくり事業協同組合運営を支援してまいります。

■病院
西臼杵3公立病院が経営統合しました。新たな体制になりましたが、引き続き町内唯一の病院として、皆様の命と健康に向き合ってまいります。

■水道施設整備
内の口地区、兼ケ瀬地区が完了します。新年度は笠部地区のほか事業実施地区の早期完成を目指すとともに、赤谷地区の整備に向けて調査を開始します。

■地域の安全
各地の浄化水槽整備や修繕を実施するほか、消防団の装備充実のため小型ポンプ積載車2台を購入配備いたします。

■福祉分野の充実
医療・福祉・介護の連携を基本に、この町で自分らしく、生き生きと暮らしていけるよう、見守りや生活支援など社会福祉協議会や各種団体・個人と連携して取り組んでまいります。

■道路整備
高速道整備については、引き続き予算確保のため、要望活動等民間団体とも連携して、取り組んでまいります。町内では用地買収が行われています。土地確保が出来なければ工事は進みません。地権者の皆様のご協力をお願いいたします。
主要地方道竹田五ヶ瀬線の夕塩土生工区の早期完成や国道503号線の整備も強く働きかけを行ってまいります。

■物価高騰対策
住民税費非課税世帯への支援金支給と、町内全世帯への商品券配布事業も行います。

■移動手段の充実
コミュニティバスは、これまでも便数を増やすなど利便性の向上を行ってきましたが、乗客数の減少などから改善点を洗い出し、本年度から一部デマンド化を実施しました。更なる利便性の向上と効率化のため、互助輸送など引き続き研究し取り組んでまいります。

■地域の課題解決
地域の自主性を尊重し、住民と寄り添いながら現場に近いところで取り組めるよう積極的に集落支援員や地域おこし協力隊等制度を活用してまいります。

■町づくり
町づくりは人づくりと言われますが、将来の町を担う若者の育成が重要であると考え、新年度は若者との懇話会の開催を計画しています。

■行政
引き続きふるさと納税の確保に努力してまいります。
行政の機構も係制に戻し、業務分担を明確にし、指揮命令系統をはっきりとさせ、全体の目的に向けそれぞれが努力し、それぞれの立場で責任を果たし成果が出せるよう取り組みます。

来年度も様々な施策、事業に取り組んでまいります。行政だけでは目的を達成することは難しく、町民の皆さんお一人お一人の力が必要です。皆さんが町のためにできることを考え、共に行動していただけることが、より良い町づくりに繋がります。小さくてもキラリと輝く町、輝く人が暮らす五ヶ瀬町づくりを目指してまいりましょう。