- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県指宿市
- 広報紙名 : 広報いぶすき 2025年1月号
明けましておめでとうございます。指宿医師会はおかげさまで昨年1年を大過なく活動することができました。これもひとえに市民の皆さまの並々ならぬご支援ご協力のたまものと指宿医師会を代表しまして心よりお礼を申し上げます。
新型コロナウイルスはもとよりインフルエンザやノロウィルス感染症など私たちを取り巻く感染症の状況は年々通年化し、今は夏も冬もなくなって、いつ流行してもおかしくない、いや、一年中いつの時期でも常に身近な脅威として存在する状況となっています。
昨今のコロナの大流行による地域医療や医療機関の機能まひなどの状況を国も目の当たりにし、今まで病床削減一辺倒だった方針を感染症大流行時の危機管理を進めるため、ある程度見直すという考えも出てきたようです。とはいえ、地方の医療は危機的な状況が年々深刻化しています。医師の高齢化や後継者不在による診療所の閉院、若いドクターの中央思考に歯止めがかからず、地方の中核病院が救急医療からの撤退を余儀なくされるなどという記事はもう皆さん見飽きているのではないでしょうか。
そのような厳しい地域医療の状況の中でも指宿医師会は、市民の皆さまの健康で安全な日々の生活をなんとか守るべく、夜間休日の在宅当番医体制の維持など、医師会として一丸となって日々努力まい進しております。
これからもさまざまな感染症の流行はもとより、地震や台風などの自然災害を含め何が起きてもおかしくない状況が続いておりますが、本年も市民の皆さまのお力添えを頂きながら指宿医師会としての働きを全うしてまいりたいと思います。
何卒本年もよろしくお願い申し上げます。
今月のドクター:指宿医師会 今林 正典(いまばやしまさのり)
問合せ:指宿医師会
【電話】34-2820