健康 人生100年時代! 健康増進講座 vol.1

~からだの健康は歯周病予防から~
歯は食事をおいしく食べて、健康で長生きするために欠かせないものです。
そんな大切な歯を失う原因の1位は歯周病です。歯周病は歯を失うだけでなく、動脈硬化や心疾患、糖尿病などの生活習慣病の悪化や誤ご嚥えん性肺炎、認知症など、全身にさまざまな悪影響を及ぼす怖い病気です。

■歯周病は生活習慣病
歯周病は生活習慣の改善で予防できることから、生活習慣病の1つと位置付けられています。
歯周病の予防や改善のためには、まず自分の生活習慣を見直すことから始めてみましょう。
よくかむことは健康寿命を延ばす大切な行為です。よくかむことで脳が活性化され、認知症予防や肥満防止などにもつながります。

■歯と口の健康対策
仕事や家事など日々の忙しさから定期検診が減り、歯や歯ぐきのケアがおろそかになりがちです。本市の令和6年度薩摩川内市歯周病検診の結果では、30歳代で中等度の歯周病罹患者が約49%となっています。その結果40歳代から歯周病が悪化し、歯を失う人が増えていきます。

○歯周病の罹患(りかん)状況

■「歯周病になりやすい生活」していませんか?
歯周病⇒全身疾患へ影響

7:00 朝食抜き
砂糖入りコーヒーだけ飲んで出勤
→食事が不規則。食べたり、飲んだりした後に歯みがきをしない。

10:00 仕事の合間にタバコを吸う
→喫煙と歯周病発症リスクは深い関係がある。

12:00 昼食はあわただしくよくかまずに食べる
→かむことは、脳の活性化や食べすぎ防止、口腔機能の向上につながる。

14:00 仕事のストレスを感じる

16:00 小腹がすいてお菓子を食べる
→常に甘い食べ物、飲み物が増えると歯垢が増殖する。

20:00 夕飯は手っとり早いどんぶりもので済ませる
→野菜類など歯ごたえのある食べ物をあまり食べない。

23:00 夕食後に夜食を食べながらテレビを見る
→就寝中は唾液の分泌が減少し、細菌が増殖しやすい。就寝前の歯みがきは大事!

■定期的な歯科検診
歯周病は、自覚症状がないまま進行するため、予防・早期発見・早期治療や生活習慣の改善、定期的な歯科受診が欠かせません。適切なアドバイスや予防処置をしてくれる「かかりつけ歯科医」を持ちましょう。

■歯周病検診を無料で!
本市では20歳から70歳まで10年の節目を迎える方に歯周病検診の受診券を発送しています。無料で受けられる10年に1度のチャンスです。
ぜひこの機会に歯周病検診を受けましょう。

問合先:市民健康課健康増進第1G(すこやかふれあいプラザ内)
【電話】22-8811