- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県薩摩川内市
- 広報紙名 : 広報薩摩川内 第498号 7月通常版
■夏でも油断大敵!楽しい季節に潜む火災リスク
○暑さに気を取られて、火の怖さを忘れていませんか?
夏は火災が少ないと思われがちですが、実はこの時期特有の火災原因も多く潜んでいます。
過去には大きな事故も発生しています。火災予防のポイントを確認して、火災のリスクを減らしましょう。
○ガソリンが原因となる火災
ガソリン携行缶は炎天下や発電機の排気口付近に放置すると、内部のガソリンの温度と携行缶内の蒸気圧が大きく上昇します。その状態で空気調整ねじを緩めず、発電機にガソリンを給油しようとすると、ふたを開けた瞬間にガソリンが噴出する「突沸現象」が起き大きな事故につながります。
▼ガソリンによる事故を起こさない3つのポイント
○適切な容器に入れる
危険物は油種に適した容器に入れましょう。それ以外の容器に入れるのは非常に危険です。消防法令に適合するものには上記のマーク(本紙参照)が表示されています。
○適切に保管する
保管場所は火気、高温、直射日光を避け、ふた、空気調整ねじをしっかり閉めて保管しましょう。長時間保管することは避けてください。
○噴出事故を防ぐ
容器を触って熱いときにふたを開けると噴出の恐れがあります。
安全な場所で冷やしてから使用してください。噴出は事故につながるため取り扱いには十分注意しましょう。
■「そのホコリ、火事のもと!」~トラッキング現象にご注意を~
○トラッキング現象とは?
毎日使っている電化製品のコンセントを差したままにしていませんか?
見えない火災危険がそこに潜んでいます。
コンセントとプラグのすき間にたまったホコリが湿気を吸収して電気を通すことで火花が発生し、火災の原因となります。
○身の回りをチェック!こんな場所に要注意!
・家具の裏や下など、掃除しにくい場所
・エアコン、冷蔵庫などのコンセントを長時間差したままの家電
・湿気の多い場所(洗面所、台所)
・タコ足配線のコンセント周り
○予防のポイント
・定期的にコンセント周辺の掃除をしましょう
・使わないときはプラグを抜く習慣をつけましょう
・古くなった延長コードやタップは早めの交換を心掛けましょう
・湿気対策に防湿キャップを活用しましょう
今日からできる“ちょこっと掃除”が、火災を防ぎます
自主防災訓練や消防訓練に、消防局防災研修センターをご利用ください。
問合先:消防局予防課
【電話】22-0135