- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県日置市
- 広報紙名 : 広報ひおき 令和7年10月号(10月10日(金)発行)
◆楽しい話や安売り目当てに通ったら…高額な商品を買うはめに
知人に「新しいお店ができたので行ってみてほしい」と言われ行ってみた。健康に関する話を聞けて楽しく、100円でプレゼントももらえるため毎日通った。
ある時、血圧測定表を持ってくるように頼まれ、店の人に渡したところ、皆の前で「血小板が少ない。このままでは病気になる」と言われ、高額な健康食品を勧められた。高いと思ったが威圧的な物言いで、断れず約100万円分も購入してしまった。その後、病院で血液検査をしたが異常はなかった。返金してほしい。
(当事者:80歳代)
・「店員の話が楽しい」「食品が安く手に入る」などにひかれて、会場などに通い続けているうちに、高額な商品を契約させられたという相談が寄せられています。通い続けて顔見知りになり、個別に勧誘されると、断り切れなくなります。このような所には行かないことが第一です。
・体験談を信用しすぎない!広告などに掲載されている体験談はウソやヤラセの場合があります。多くの人に支持があるから大丈夫、と簡単に信用するのは危険です。
・宣伝文句に注意!医療品でなければ薬事効果(絶対やせる・治る、体質を改善するなど)をうたうことは法律で禁止されています。また、「効果がなければ返金」の言葉にも注意が必要です。
・この手口は、高齢者の健康不安や日常的な寂しさなどにつけ込んで会場などに通わせ、最終的に高額な商品を購入させるものです。周りの人は、日ごろから高齢者の様子に気を配りましょう。
◆POINT 覚えておきたい!クーリング・オフ制度
クーリング・オフとは、訪問販売(キャッチセールス、アポイントメントセールスなどを含む)や電話勧誘などで契約してしまっても一定の期間内であれば、無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。
◆困ったとき、わからないときの相談窓口
・消費者ホットライン(局番なし) 188(いやや!)
・日置市消費生活センター(日置市役所 商工観光課内)【電話】099-273-2172
