くらし 地方創生の取り組み~日置市まち・ひと・しごと創生総合戦略~

本市では、人口減少社会の中でも、市民が地元に対する愛着と誇りを高め、住み続けたいと感じるまちづくりを進めるため、「日置市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づいて、さまざまな取り組みを行っています。

●日置市人口の現状と関係人口の創出
日本の人口は、平成20年の約1億2,808万人をピークに減少に転じ、国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口(令和5年推計)」によると、45年後の令和52年には総人口が約8,700万人と現在の人口の約7割に減少すると推計されています。
本市でも、人口減少は進行しており、同研究所によると45年後の令和52年には約2万5,000人になると推計されています。
このような人口減少社会で、地域に住む方だけでなく、地域に継続的に多様な形で関わる地域外の方(関係人口)の創出が地方創生の大切な視点となっています。

●まちのコイン「とっぱ」による地域内外の人のつながりを促進
~関係人口創出事業「ひおきとプロジェクト」~
ひおきとプロジェクトでは、ウェブメディア「ひおきと」による情報発信やお試し住宅による日置市の暮らし体験、インターネット上の仮想空間に作った「ネオ日置」での交流などに取り組んできました。
令和6年度からは、つながるアプリ「まちのコイン」を導入し、地域の人やお店、観光客など地域内外の人と人のつながりを生む取り組みを始めました。
この取り組みで、日置市に継続的に関わる関係人口を創出して、地域の活力の向上を目指しています。

●薩摩焼を軸とした持続可能な観光まちづくり
~クラフトマンヴィレッジ美山ツーリズム戦略推進プロジェクト~
日置市の特色ある資源の薩摩焼を軸とした持続可能な観光まちづくりを推進するため、令和6年度から新たに大学などのさまざまな関係者と連携した取り組みを開始しました。
令和6年度は、慶応義塾大学の学生とともに観光施策の基礎となる客観的なデータを収集・分析するとともに、観光分野へのデジタル技術の活用を研究しました。
また、伝統技術や文化の継承、歴史的な背景を持つ韓国の作家との相互交流を行うためのヒアリングや調査を行いました。
これらの取り組みにより「クラフトのまち」としてのブランディング、交流人口の拡大を図っていきます。